中小の無形資産を一括で担保に 金融庁、融資改革で支援
日本経済新聞
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注目のコメント
映画の版権を担保にした融資は昔からありますね。そんなに利用はされていないと思いますが。後は在庫の担保も米国ではメジャーです。
事業を担保にする場合には担保に入れたい事業をSPC特別目的会社に移してその会社の株を担保にとれば良いと思います。
本質は担保権などの法的な問題ではなく金融機関が事業キャッシュフローを精査してリスク判断できるかという能力だと思います。プロファイの一つの形態です。担保設定が大前提になってしまってますが、実態としてどれぐらいインパクトがあるんでしょうね。
融資の本来の姿は、事業キャッシュフローによる返済原資の確保です。それができない、もしくは金額含めた条件を有利にするために担保設定があるとすると、あくまでも枝葉の議論です。
中小企業でキャッシュフローが十分出てない場合、不動産など固定資産の担保価値以上に、無形固定資産の担保価値の大きな中小企業がいるかは疑問です。
とはいえ、より実態価値に即したファイナンス戦略を後押しする規制改革には総論賛成です。不動産担保に意味があるのはデフォルト時に不動産価値と債権価値の相関性がなく、一定の換金性が確保できているから。無形資産の場合、企業のデフォルトと無形資産の価値とは相関性が高そうですし、無形固定資産の換金市場はまだ薄い。
要は、無形固定資産の事業性をどう金利プライシングに織り込むかに本質は帰結すると思いますが。。。