[3日 ロイター] - 石油サービス会社ベーカー・ヒューズ<BKR.N>は3日、低炭素社会への移行に備え、事業基盤を石油・ガスサービスから広げるため、ノルウェーの二酸化炭素(CO2)回収技術会社、コンパクト・カーボン・キャプチャーを買収すると発表した。  

エネルギー各社は、化石燃料の気候への影響を懸念する株主からの圧力と、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)に伴う石油・ガス相場の下落に直面し、より環境負荷の小さい燃料に事業ポートフォリオを移行しようと模索している。  

ベーカー・ヒューズは9月、油田サービスなどを縮小し、エネルギー移行と再生エネルギーに必要な技術を強化すると表明していた。  

シモッネリ最高経営責任者(CEO)は3日声明で、「CO2回収技術は力強い成長の可能性を秘めている」と述べた。