[ソウル 4日 ロイター] - 韓国半導体大手・SKハイニックスが4日発表した第3・四半期決算は、営業利益が前年同期比175%増となった。携帯端末やパソコン向けの半導体への需要が堅調に推移したためで、第4・四半期もこの傾向が続くと見込む。

営業利益は1兆3000億ウォン(11億5000万ドル)。前年同期は4730億ウォンだった。リフィニティブ・スマートエスティメーツがまとめたアナリスト予想は1兆2700億ウォンだった。

売上高は19%増の8兆1000億ウォン。

同社の発表文によると、携帯端末向けDRAMへの需要が回復し、携帯端末向けNANDフラッシュメモリーの売り上げが拡大した。

米政府が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対し、米国の技術を用いた半導体の調達を禁じる規制を導入するのを前に同社は半導体の在庫を積み増しており、これがSKハイニックスの好決算につながったとアナリストは指摘した。

第4・四半期は新型スマートフォンの発売などにより携帯端末向け半導体が好調を維持すると同社は見込む。ただ、サーバー向け半導体の市場は第3・四半期に続き、成長が鈍化するとみている。

*第4四半期の見通しを追加しました

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