[ソウル 3日 ロイター] - 韓国議会の議員は3日、同国の情報機関、国家情報院(NIS)の話として、北朝鮮が潜水艦を新たに2隻建造していると明らかにした。うち1隻は弾道ミサイル発射可能な潜水艦だという。

議会情報委員会の野党議員は、ロイターに対して「北朝鮮が建造中の潜水艦のうち1隻は、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の搭載が可能なものだ」と説明した。1隻は旧ソ連製をコピーした「ロメオ級」改良型で、もう1隻は中大型級の新型だという。

北朝鮮の国営メディアは2019年7月、金委員長が新たに建造された大型潜水艦を視察している様子を伝えた。潜水艦の兵器システムは公表されなかったが、潜水艦の規模を踏まえるとミサイル搭載型の可能性が高い、とアナリストは指摘した。

その後、北朝鮮は海上から新型SLBMの発射に成功したと発表し、10月に平壌で行われた軍事パレードでは新型SLBMを公開した。北朝鮮が近く、弾道ミサイル潜水艦を進水させる可能性があるとの観測が高まっている。

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