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先日の、リカちゃん人形の件もそうだが、こういうコマーシャルが出てくるたびに不思議に思う。一体、誰が、どこに発注し、受けた側は、どういう人たちが作り、最終的に、企業に誰が採用か不採用かの決定権を持つのか? そこに女性はどの程度関与しているのか? と(ついでに、だったら私を宣伝顧問に雇えよと!^_^)。

案外、女性もしっかり参加していたりする。女性だからと言ってマジョリティの顧客視線を持っているとは限らない。男性への迎合もあるだろう。自身が自分を商品化してしまっていて、そのことにすら気づいていない可能性もある。

私自身は、タイツが男性に対してセックスアピールになるのなら(多分ならないと思う。少なくともストッキングと比べたらかなり低いのでは?)、それを利用するのも悪くないと思う。男と女の駆け引きというか、人生の潤いだ。
ただ方向が真逆だ。
男に見られ誘惑されることを待つのではなく、男に見せ誘惑させる、あくまで主体は女性。女性が選ばれるのではなく、女性が選ぶ。あるいは選ばせる。そういう立場で描かれたイラストなら購買者である女性にも受けたかもしれない。

ちなみに、フランスの高級ランジェリーメイカーaubadeは、そういうスタンスからの広告を長く出し続け支持を得ていたという。さすが女性が自立した恋愛の国、フランスである。
イラストそのものに罪はない。個人のアカウントなどにアップする分には良いと思いますが、女性向けプロダクトの広告としてはNGですね。

タイツを性的に眼差さしたイラストをたくさん見せられると、タイツ履くのがちょっと怖くなる。私は、購買意欲が減退しました。

公式ツイッターアカウントは、このキャンペーンの前にも性的なイラストをシェアしていたので、それを注意する人が社内にいなかった、という可能性もあるのかな。

黒いタイツって、ファッションに取り入れるのが難しい。黒という色が強いので、合わせられる服が意外と限られているんですよね。だから私はカラータイツばかりです。黒タイツを使ったコーディネート案とか発信してくれたら、購買意欲が上がったと思う。
本件が不愉快に思う人がいることはわかるし、個人的には消費者でもないしステークホルダーでもないし、イラストも好みではないから、強い意見はない。無いが外野が騒ぎ立てるのもなんだかロジックがわからない。ぱっとみてあーこれはまずいなと感じさせることだからこそ冷静に理解したい。

女性が美しく性的に自由であるということはかつてのフェミニズムにとっては重要なテーマであったことは忘れてはならない。彼女らは自由なファッションを楽しむ自由がなかったところからはじまった。性的であることを抑圧するのはむしろ家父長的な支配階級で宗教的保守層だったことは理解していないといけない。

その上で、表現の自由はリベラリズムにとっては何者にも変え難いものであるし、安易に曖昧な線引きをするべきではないものだ。フェミニズムにとってとくに表現規制も含めたラディカルな性的対象化について論じるときに注意が必要なのは本来的には「性的であること」ではない。「対象化=モノ化」について論じるときだ。

今回の表現であるイラストが女性の社会的地位を隷属されるものとして表現している(モノ化している)のであれば、それは何らかの社会構造を保存してしまう効果があるから問題視ができるといった理論的背景だ。(この理論に対する反論もそれはそれで成立するとしてもだ)

確かに今回のイラストは萌え絵的コンテクストに則っていると思われるが、なぜそれがモノ化を象徴しているのかは個別に線引きが必要だ。萌え絵的な表現は、それこそ鬼滅も含めた漫画全体の世界観にとってもはや一般化しているものから、男性飲みが性的に消費するとされるものまでグラデーションは曖昧であるし、ある種の日本的コケティッシュさは現代芸術の一部にもなっている。さもすれば、「可愛い」という表現全体に線が引かれてしまう。なぜ女性ファッション誌ではエロティシズムな表現を伴っても対象化にならず、なぜパッケージでボディラインを強調したものが許され、ハイヒールを履いた姿が描かれても良いのに、今回の件が問題なのかを正しく言語化する必要がある。

削除されたとされるメイドの姿であれば、確かに対象化と言えるかもしれない。女性が女性を描いた可愛らしいイラストを愛でるという文化も表現も確かに存在し、社会にある姿であるのに、それらに目を瞑って、曖昧な線引き、空気を作り上げて多様性を損なうのは中世的だ。
(NetflixのEmily in Parisの香水CMシーンみたいですね!)女性を性的対象として描いていて、グローバルスタンダードで考えたらアウトですね。でも、そもそも、この商品を買うお客さん(=女性)目線で考えたマーケティングキャンペーンでないことからして、性差別云々というより、マーケティングの観点からしてアウトなのでは?このキャンペーンを見て、買いたいって思う人いるのかしら
企業公式のKPIを知りたいですね。「中の人」にとっては、与えられたKPIが「バズる」ことだったのかもしれない。そうなると社員は忠実に職務を遂行したことになる。仮にKPIがバズることだとしたら、社員の教育や責任を問うのではなく上司と経営の責任です。「社員教育」ではなく「経営から管理職まで」の教育が先になります。

企業公式の対応を見ていましたが、初期対応は「やれることは最速でやった」感があります。「ご不快」に対して誤っただけではなく踏み込んだ部分など下記3点が良いと思いました。
1)素早い対処(メディアは翌日にくる)2)「ご不快な思いを」の定形分以上の部分に踏み込んだ 3)経緯と今後の対応に触れている。
2)に関しては「モラル意識の甘さ」への反省がある。昨今のグローバル及国内のジェンダー意識の規範の変化を認識している。3)経緯としては「イラストレーターの責任ではない」ことを明確にし、また「社員教育の改めての徹底と、ソーシャルメディアポリシーの遵守、運営管理体制等の全面的な見直し」と今後の対応にも触れている。
社内向けにも公式の謝罪は重要な部分です。開発に努力し良い商品を作ろうと頑張った全ての社員のモチベーションに関わる部分だからです。企業公式がこれを良しとすれば、女性や女児を性的消費の対象としてモノ化することを容認することになってしまう。特にタイツはお洒落以前に制服などの規定がある未成年者にも関わる。企業公式は公の発信で個人ではない。またTwitterは公の場です。鍵付きアカウントでやることとは違います。
こちらも併せてどうぞ

アツギ企画#ラブタイツで企画者がオッサンだと藁人形として叩かれる→企画者は女性だった→企画者の性別は関係ないと言い出す

https://togetter.com/li/1617476
このCMを作った人はいったい何を考えていたのだろうか・・・と、ツッコミを入れるのも虚しくなってしまうような時代錯誤的な、いやそれ以上に全くダメダメな典型例。何故ダメなのか
、もう説明するのが嫌なレベルなので、逆に作った方が何が良いと思って作ったのかを説明してほしいくらい。何故誰か気づいて止めなかったのか?
同じハフポストのこの記事のことを想いました。
一方でこれはあくまで個人の情報発信ではなく、企業としての発信です。問題を個人に向けるべきではないし、単純に不快に思う人がいた、ということかと。

エマ・ワトソンの「下胸」は、ある現実を私たちに突きつけた
https://www.huffingtonpost.jp/hannah-cranston/emma-watsons-boobs-prove-feminism_b_15152042.html

「エマ・ワトソン、その胸の見せ方はいいの?」ノーブラ写真に論争起こる
「フェミニズムとは、女性が自由に選べるようになること」
https://www.huffingtonpost.jp/2017/03/02/emma-watson-is-a-bad-feminist-for-posing-braless_n_15122398.html
パッケージに関するデザイン変遷のヒストリーがありました。
https://www.atsugi.co.jp/learn_enjoy/atsugi_history/leg01.html

最近は一昔前と違い、世間で様々な制約が増えてきている。
女性問題やLGBTQ+など、世間の注目度も昭和より高いはず。

そうなるとどんなことが予想されるかというと
例えば、LGBTQ+の活動者が「これは差別だ!男性だってタイツを履いていいだろう!なんでイラストは女性だけなんだ!おかしい!」と発言される可能性もある。

そしてSNSで共感者が増えれば今度はその面で炎上するし、公式アカウントの運用も非常に難しいところ。

公式アカウントは運営に完全コミットした人がいて、法律や世間の当たり前や流行を常に学び知っている人間が必要なくらい。

今の経営層の年齢層の方々は理解できない事が多いと思うが、経営側は常に世間に合わせて商売をしなければならない。
「やりにくくなったな」と感じることは仕方がないと思うが、やらなければならないことは妥協しないで行う必要がある。

特に公式による運営は、外部にこういうのを検査して、OKが出た物には文句を言わないくらいのルールを作らないと、炎上ってどこでも無限に起こる気がしてしまう。。。
企業は時に顧客のことをそんなにしっかり考えていないことがある。今回のキャンペーンもカスタマーセントリックに考えたらば起きなかったろう。顧客視点の甘さがズレたキャンペーンにつながる。
折に触れ申し上げているが炎上は結果として百害あって一利無しになるのでやめた方がいい。
今回は素早い謝罪とその内容、対応がとても良かったと思う。起きてから良い対応をするのではなく、起きないように対応出来る組織であるべきだけど。
ストッキング・靴下専業大手。レッグウェアを中心にインナー、介護用品も手がける。セパレートストッキング、スポーツインナー関連が堅調。
時価総額
98.9 億円

業績