【独自】「究極のエコカー」量産へ…トヨタ、燃料電池車の生産能力10倍に強化

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 トヨタ自動車は、燃料電池車(FCV)の生産能力を現在の10倍となる年3万台規模に強化する。12月に「MIRAI(ミライ)」を全面刷新して発売することもあり、本格的な量産体制を整えて普及を図る考えだ。

 FCVは水素を燃料とし、走行中には水だけを排出するため「究極のエコカー」と呼ばれる。

新型ミライの試作車(10月19日、静岡県小山町の富士スピードウェイで)=佐野寛貴撮影
新型ミライの試作車(10月19日、静岡県小山町の富士スピードウェイで)=佐野寛貴撮影

 トヨタによると、動力の中心となる燃料電池の生産能力を現行の10倍に増やすことで、バスなどの商用車を含めたFCVの量産体制を整える。

 現行の初代ミライは2014年に世界初の量産FCVとして発売された。ただ、生産能力が年3000台に限られたこともあり販売は伸びていない。19年の国内のFCV乗用車の販売台数は計690台にとどまっていた。

 2代目ミライは、水素をフル充填じゅうてんした際の航続距離を、初代の3割増となる850キロに伸ばした。乗車定員は4人から5人に増やし、使い勝手も向上させた。

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1598512 0 経済 2020/11/03 05:00:00 2020/11/03 09:42:31 2020/11/03 09:42:31 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/11/20201102-OYT1I50067-T.jpg?type=thumbnail

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