【急進勢力】「Z世代」は、トランプでも、バイデンでもない
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今回の取材で一番強く感じたことは如何にアメリカの若者世代が環境、健康保険、そして平等性などの問題に強く関心があるかと言う事です。さらには70代であるバイデン氏は彼らの第一候補ではないが、目標達成の為の第一ステップだと見なしている事です。リベラル志向が強いニューヨークに集まっている若者を中心に取材したわけですが、特に大学生は保守的な南部や中西部など様々な地域から都会に出て来ている人も多く、ざっくばらんな本音を聞くことができました。
注目のコメント
アメリカと日本の最大の違い。その一つは、若い世代の方が人口が多いことです。つまり、彼らは今後、自分たちの意見こそが国を動かすときちんとわかっています。
今回の大統領選では、あらゆる州で、若者の期日前投票がかなり増えているのですが、特にNYのような都市部では、トランプ支持でもなければ、バイデンに熱狂しているわけでもありません。かといって、選挙に白けているわけでもない。
彼らが、今回投票に向かった理由を聞くと、彼らの世代ならではの「熱狂」がありました。トランプへの熱狂とは真逆にいちする都市部の若者たちによる「新たなムーブメント」を現地からレポートしました。米国における二極化は今回の大統領選挙でかなり取り上げられていますが、おそらくあまり理解されていないのは、年配の富裕層がより保守的になり、若者がよりプログレッシブ(進歩的)になっているということです。
バーニー・サンダース上院議員が民主党予備選挙で見せた勢いと、ここニューヨークのアレクサンドリア・オカシオ=コルテス(AOC)下院議員の支持層などを筆頭に民主党がさらにリベラル派へと向かい、同時に共和党もトランプ政権の元でより保守的なポピュリスト寄りの方向に向かっています。
ヨーロッパや日本では「社会主義者」と呼ばれることにそれほどの抵抗はないかもしれませんが、米国ではそう呼ばれることを侮辱ととらえる冷戦で共産主義と戦った世代と、誇りに思う若者と反応は大きく分かれます。
この大きく分断した溝が今回の選挙でどう影響を与えるかに着目してください。正しい民主主義は成熟した国民が必要と言ったのは誰だったか。その言葉を思い出す。民主主義が利己的な思考によってなされるときに腐敗は始まるという。z世代は他の世代に比べて利他的思考が強い。これまでの反動もあるかもしれないが、新しい波としてパワーを持ってくることで必ず変化が起こる。 アメリカの知性、反知性、利他 利己 長期、短期
様々な視点が交錯し アメリカの未来が決まる。
意思を表示することは未来につながる。
若者が諦めていないことが素晴らしい。