「大阪都構想」再び否決 松井大阪市長 任期全うし政界引退へ
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部外者なので外野席から野球観戦し応援しているチームが負けた観客のグチ程度のことしか言えませんが、日本の行政を変えることの難しさを痛感しました。2度ダメだったのですから、大阪に関してはもう次はないでしょう。
反対の考え方に納得できる点が唯一あるとすると府と市が連携していれば今の制度でも二重行政は解消できる、というもの。事実だろうと思うのですが、それは維新が両行政を主導し首長が連携しているからですよね。これは維新の志があって実現できているもので、構造上は脆い状態と言えます。彼らの10年弱に渡る頑張りが、現状維持バイアスを加速させたのなら皮肉なものです。
私が一番心配するのは、こういうシーンを目の当たりにして世の中の同じように地方行政に対し志を持つ人が希望を持てなくなるようになってしまわないかですね。彼らだって人間ですから、心を燃やす燃料が無限にあるわけではありません。直接は関係なくともじわじわとモチベーションを蝕んでいかないかが心配です。
都構想は反対だけど、今の行政には満足しているから維新には入れるって人もいますが、そんな都合よく行くかねって。維新の府市連携支持するのであれば彼らがやりたいと思っている都構想を支援してあげても良かったんじゃないかと思います。
注目のコメント
やっぱり大阪は変わらない街だった。
両方住んで実感するのは、このままでは東京との差は開くばかりだということ。大好きな大阪には地方分権の先頭に立って、同時に東京のように世界と戦える街になって欲しかった。
停滞し、利権ががんじがらめになった行政に多くの人たちが嫌気がさしていた時期に大阪に住んでいた元大阪市民として悲しい限りだけど、現大阪市民がそれを選ぶなら、それも仕方がないのでしょうね。
守ることを選んだのなら、せめて今度は互いに罵り合うことなく、力を合わせて別の形で大阪の発展のために尽くして欲しいものだと思います。弊社(JX通信社)とABCテレビの合同調査では、最後の1週間で強い反対が7ポイント近く伸びて、投票意向のある有権者に絞っても拮抗ながらわずかに反対が上回る結果だった。
開票結果とも概ね一致しており、終盤のコストをめぐる議論が結果に大きな影響を与えた可能性がある。
https://www.asahi.co.jp/abc-jx-tokoso/今回は公明党が賛成に回ったため賛成優位かと思われましたが、結果的にその公明党は支持層をまとめきれず、さらには無党派層の反対も前回より強まっていったようです。投票率は6割に達して関心の高さを一定程度示したものの、前回より少し下がりました。大阪都構想そのもののモメンタムが前回よりも落ちていたのかもしれません。また、コロナ禍という事情も前回にはなかった要素です。
それにしても、相変わらずの市民を二分した争いでした。自治はあくまで住民が決めること。結果をふまえ、よりよい市政を探っていかなければなりません。こちらに出口調査分析記事があります。
https://digital.asahi.com/articles/ASNC16TNKNC1UZPS003.html