私大入学者の過半数が「AO・推薦入試」利用の衝撃 広がる学力差、あなたは賛成?反対?
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ある程度の学力があってのAO・推薦という前提になっているはずですが、現状そうではない状況も散見される、と。一人一台デバイスが整備され、個別習熟度別学習が定着し、偏差値という軸が薄まれば、AOは増加するものと
個人的には考えています。AOや推薦入試で入学する学生と一般入試の学生の学力の違いが心配だと背景があるという事ですが、その様な状況になってしまうには高校や大学の授業自体にも課題があるのでは無いでしょうか?例えば、この様なことも見直されるべきかと。
1) AOでの選考方法において、人物像の見極めが甘い (高校での成績や小論文だけでなく、その人の学ぶ力について精査がどこまでされているのか?)
2) 高校での学業成果が大学で活躍できる学力に紐づいていない
3) 大学のカリキュラム自体が、テストで最大限の力を出せる学生にむいた内容になっていないのか?
そもそも一般受験で良い大学を卒業している学生で、入社後にイノベーター人材として活躍してくれる人が少ないという事実がある時点で、従来型の学力に依る受験に戻ってしまうのは心配ですよね。
深い学び時代のアセスメントについてより本質的な研究や議論が今後盛り上がる事を期待したいです。バランスが重要ですね。米国の入学審査の場合は40%が学力(SAT/ACT等の大学進学適正試験、学校の成績、TOEFL等の語学試験)で判断され、残りの60%が課外活動や小論文、推薦状で判断されます。
ある一定程度学力がAO入試で評価されること自体は問題ない事ですね。大学は学ぶところですし。
ただ、日本の場合はAO入試で長年課題になっているのが、入学審査官の学生を評価する能力についてかと。以前、某大学のAO入試の担当者と話をしたことがあるが、結局「小論文」を評価していて、出願者を包括的に評価できていないと言っていました。
学力試験を課すことで選考プロセスは少し楽になりますが、引き続き入学審査官は(セルフ)リーダーシップを発揮してきた受験生を評価できる能力開発に取り組まれる事を期待します。