中途採用頼みの職場を「若手が育つ企業」に変えるたったひとつの方法
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前職が教員ということもあり、現在の税理士法人で入社からずっと研修委員会という組織に属しており、委員長もやっておりますが、若手が育つ企業に帰る秘訣は、『自ら学びあえる環境』『本音で語れる関係性』をどう構築していくかが非常に大切。
私は〇〇と思います!
と意見をしっかり言い合える関係性になるためには、各々の意見を傾聴する姿勢を訓練すること。当然、上司にあたる人が率先して態度で示さなければなりませんし、一朝一夕でできるものでもありません。信頼関係の構築ができてくると、若手は生き生き前を向き、仕事が面白くなってくると思います。
難しい質問や見当違いの質問も来ますが、「勇気くじき」「疎外要因」をしないよう、批判的にならず、相手の思考を一緒にたどりながら、こちらも前向きに接することも大切ですね。マニュアルを作成することによる標準化は非常に有用です。
特にサービス業(営業等)に長く携わる身としては、このポイントには長く接してきました。
形の見えないサービス業だと、どうしても熟練の属人の知識、スキル、経験などに依存するいわゆる暗黙知で乗り切っている要素が多分にあります。これを属人に依存しないように形式知化するためのマニュアルには、非常に効用があります。
よくサービス業の世界だと、先輩の仕事を盗めなどと言われますが、どこら辺を盗めばいいのか、よくわからず、結果が出せず、それがストレスにつながり、結果、離職につながっていました。
しかし、それをできるだけ「技」レベルも含めて、マニュアル化すると、最低限身につけるものや知識という形で若手や中途の方に説明ができるようになりました。
すると、仕事上のミスが減り、結果、顧客からのクレームが減り、これまで成果が出せなかった若手でも成果が出せるようになり、離職しなくなりました。
ただ、もちろん、成果を出し続けるためには、属人ベースの長所としての個性も大切なので、そこはマニュアルではなく、自分で見つけてもらうことが必要です。