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神奈川県逗子市で2月、マンション敷地内の斜面が崩落し、市道を歩いていた県立高校3年の女子生徒(当時18歳)が土砂に巻き込まれ死亡した事故に絡み、県は31日、報道各社の取材に応じた。事故前日にマンション管理人が亀裂を発見しながら、行政側に伝わらなかった点について、県横須賀土木事務所急傾斜地第1課の畑沢俊(たかし)課長は「(亀裂情報が伝わっていれば)対応できたかもしれない」と語った。
事故は2月5日午前8時ごろ、高さ約15メートルの斜面のうち、石積みで補強されていない上部の土砂(高さ6メートル、幅7メートル、厚さ1メートル、推計68トン)が崩れて起きた。管理人が前日午前に斜面上部で亀裂を発見。写真撮影し、管理会社の支店担当者に連絡した。担当者は県などに電話したが「見てほしいところがある」と述べるにとどまり、亀裂の存在を伝えなかったことが、毎日新聞の報道で明らかになっていた。
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