[香港 30日 ロイター] - 中国アリババグループ<BABA.N>傘下の金融会社アント・グループ<6688.HK><688688.SS>が実施する上海および香港市場への同時重複上場で、個人投資家による応募額が過去最高の3兆ドルに達したことが分かった。

入札総額は英国の国内総生産(GDP)に相当し、アントの新規株式公開(IPO)に対する人気の高さが示された。IPO規模は上海・香港合わせて約344億ドル。

アントが29日付で届出た書類によると、上海での個人投資家の応募額は約19兆元(2兆8000億ドル)で、応募倍率は872倍に達した。

匿名の関係筋によると、香港では1兆3000億香港ドル(1680億米ドル)を集め、応募倍率は389倍という。