[ジュネーブ 30日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の新型コロナウイルス流行に関する独立諮問委員会のフーシン委員長は30日、国際的な渡航において隔離措置よりも新型コロナ検査をより広く導入すべきと述べた。

フーシン委員長は、WHOが安全な海外航空旅行に関する新たな指針を提供することが重要だと指摘。「例えば、検査の活用が隔離措置よりはるかに大きな役割を果たすことは明らかで、航空会社や空港がこれまで行ってきたあらゆる取り組みよりも容易だ」と語った。

WHOで緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は、航空旅行は比較的安全で健康リスクも相対的に低いが、ゼロではないとした。

またライアン氏は、新型コロナの発生源の究明に向け、WHOの調査団が中国の調査団と初のオンライン会議を開催したと明かした。