NY株反落、157ドル安 アップル急落でリスク回避
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今日は完全にbearish tradeではありますが、選挙後に落ち着くのか訴訟で長引くのか、まだ底がわからない。月曜日は見送った方がよいのでしょうが、同時にサポート何段回も切りまくったバーゲンセールみたいな掘り出しものが出てきました。特に先日議会で散々絞られたジャックドーシー氏のツイッターとSQがなかなか良い感じになっています。しかもツイッターは問題のNYポストのアカウントを再開したらしいですね（カッコ悪いな、最初からやらなければよかったのに）。
https://www.reuters.com/article/us-usa-twitter-policy-idUSKBN27F356
トランプ大統領が負けたらツイッターとNYTの株価はどうなるのか、自分で自分の首絞めたのか。米国株式相場は反落。
売り要因は３つ：
1. 欧米の新型コロナウイルス感染者数の大幅増加が報道されています。29日に報告された米国内の新型コロナの新規感染者数は8万8500人を上回り、1日の感染者数としては過去最多を記録し、欧州も感染者増加数は顕著になりつつあります。
2. 米大統領選が来週11/3に迫り、政治的不透明感が高まっていることで、投資家のリスク回避姿勢に拍車を掛けています。
3. ハイテク大手企業の7～9月期決算を発表は、新型コロナによる影響で事前にかなりの期待感を高めていたことから、材料出尽くし感が出たと言えます。特にアップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コムが大幅安となりました。
(1) アルファベットは１株利益が予想を大きく上回ったほか、売上高も予想を上回り、またユーチューブは好調で有料加入者数は3000万人を突破しました。株価は3.80％高。
(2) アップルはスマートフォン「iPhone（アイフォーン）」の売り上げの落ち込み今後の見通しを公表しなかったことで嫌気売りが出て株価は5.6%安。
(3) フェイスブックは来期業績の不確実性が意識され、株価は6.3%安。
(4) アマゾンは売上高と利益が市場予想を上回ったものの、コロナ関連のコスト増に懸念が集まりました。株価は5.5%安。
(5) その他、ツイッターの決算は１株利益が予想を大きく上回ったほか、売上高も広告収入も予想を上回り好調な決算ではあったものの、収益化可能な１日当たりアクティブユーザー数が1.87億人と100万人しか増えず、予想（1.95億人）を大きく下回ったことが21.11%の大幅安に繋がりました。
週間ではダウ平均が6.47％安と3月以来の大幅安となり、S&P500とナスダックもそれぞれ5.64％安、5.51％安と3指数がそろって2週続落しました。10月月間でもダウ平均が4.61％安、S&P500が2.77％安、ナスダック総合が2.29％安とそろって2カ月続落となりました。
株式市場は若干の混乱を引きずりながら、来週に選挙本番を迎えることになりますが、市場ではかなり弱気なコメントが散見され、市場参加者の不安心理を表しているようです。すごーく微妙な雰囲気になってきたなあという印象です。
私は正直、もう月曜日からこれ上がり始めるんじゃないか？という印象を懐き始めました。
一昨晩までは、ここから何千ドルもガラガラと落ちていくのかなあという印象で見えていましたが、
昨日の日本市場の、日経平均の日足ボリンジャーバンド−3σのラインまで一気にガラガラと下落したことで、逆に憑き物が取れたというか、ただの月末の調整というキャラクターになったというか…
ちょうど先7月の月末がこんな感じだったのですが、8月に入って急回復してしまうんですよね。
雰囲気が凄く似ている気がしています。
ゴールドマン・サックスやアムロなど、いつも日本市場にインパクトを与えてる海外大手が、まだ23000円より上しか見てなさそうな手口に見えるというのもあります。
これから2-3月の再現で世界中の株価が一気に崩落するんだろうなあというイメージで、気合を入れてベア側に振ってしまうと、ガッチリ焼かれてしまいそう、そんな恐れを強く抱いています。
デイトレ勢はこの週末はノーポジで過ごすのがベターだと思いました。
月曜の朝も、さあ寄りから売りまくってやるぞーという感じで入らない方が良いと私は思います。
私はむしろコールオプションを買いたくなってきました。
