エーゲ海震源M7.0の地震 トルコとギリシャで26人死亡
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トルコにあるギリシャ時代の遺跡として有名なエフェソスの近くで発生した地震です。今回の震源はトルコが乗っているアナトリアプレートと、ギリシャ側にあるエーゲ海プレートの、未確定ながらちょうど境界部分にあたり、プレートの動きが異なることによる地震が発生してもおかしくない場所です。
エーゲ海プレートは南西方向に動いていて、アナトリアプレートはゆっくり西にしか動いていないため、境界部分では南に引っ張られることによる断層が生まれやすくなります。今回の地震も、発震機構は南北方向から引っ張られたことによる正断層型と出ており、プレートの動きと整合的です。
また、おそらく地震の揺れにより海底の地形に変化が生じたことで津波が発生している模様で、映像でも都市が水浸しになっている様子が分かります。コロナということもあり国際的な救助や支援も十分行き届かない可能性があります。被害はトルコのイズミル市とギリシアのサモス島に集中していますが、確認されているのは死者17人、負傷者700人以上です。
しかし、人口40万人のイズミル市では、集合住宅などの倒壊したビルが20以上あり、捜索活動が続いています。確実に生き埋めになっている人々がいて、被害者数はまだ増えていくと考えられます。大きな地震、これ以上被害が大きくならない事を願います。
普段地震が少ない地域では、建物の倒壊の仕方が酷いと感じます。
以前、中国に出張している時に弱い地震があり、
現地従業員が建物の外に飛び出して、驚いた経験が有ります。
ただ、これは多少の地震ではなんとも無い、日本の建物の感覚で、「建物は壊れない」
と思いこんでいたからだと、後から怖くなりました。
日本の耐震技術は輸出出来るノウハウだと思うので、今後世界中で、地震に怯えない世の中にしていければ、と思います。