[パリ 30日 ロイター] - フランス国立統計経済研究所(INSEE)が30日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)速報値(営業日数・季節調整済み)は、前期比18.2%増加した。ロイターがまとめたエコノミスト予想の平均の15.4%増を上回った。第2・四半期は13.7%減(改定値)。

ルメール経済相はラジオで、2020年の仏経済成長率は11%のマイナスになると述べ、従来予想の10%マイナスを引き下げた。

マクロン大統領は28日、新型コロナウイルスの感染防止に向け、今週30日から12月1日までの約1カ月、全土で再び都市封鎖(ロックダウン)を実施すると発表した。[nL4N2HJ4HH] 前回3月の封鎖時と同様、多くの店舗や事業が閉鎖されることとなり、経済に深刻な打撃を及ぼすとみられている。

ルメール経済相は、2021年までにはしっかりとした経済成長を取り戻すよう望んでいると強調。

「2021年以降は、再び成長を手にすることができるだろう。良好な成長率になることだろう」などと語った。