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機能より体験が必要なワケ

もう1年くらいずっと財布を持ち歩いていません。一応スマホケースに一枚だけクレジットカードは入れていますが基本すべてスマホ決済。私は極端な人間なのでもはやキャッシュレスではないお店には行きたくない。松川とか大好きだけど現金のみのお店の場合も出来るだけ友人にLINE Payとかで送金して自分は現金を持ち歩かないパターンが多いです。あと万が一に現金が必要になってもセブンイレブンならLINE Payで現金が引き出せるのです。もはや完全キャッシュレスで全く問題なし!


本題なのですが、やっぱりプロダクトって機能より体験なんだよなぁ、と改めて感じるわけです。「電子決済は現金無くても決済が出来る」という機能は誰しも分かっているし、便利だろうな、というのは想像がつく話なんだけど、実際に周りで財布持たずに電子決済しかしない人ってまだまだホント少ないんですよ。書いたように実際全然やれるはずなのに。つまり機能は知ってても体験はしてない。だから使ってない。というシンプルな構造。でも若い人は色々試すんです。不便かどうかより先入観が無いので新しい物を試したくなる。だから何が便利でその先にどういうことが起きるか想像がつく。機能の先にはさらに高度な機能しか思いつかないのだけど、体験の先には未来が見えるのですよね。いくらフェラーリのエンジンが凄くても機能から物欲には繋がらない。フェラーリの方がモテるという実証の動画をユーチューバーがアップしたら欲しくなるわけです。そして車のCMは本当にわかりやすいですね。機能の話はゼロです。

やっぱりユーザー体験なしに未来ビジネスなし。結局は機能の先にある体験が想像が出来なければ人に伝わらないからです。その昔、iPhoneがリリースされたときも機能の話は最後でしたよね。まず、外でほぼ無限に音楽が持ち運べる体験。iPhoneならこんな便利なアプリが利用できて生活が変わる体験。新規事業もそうですが、プレゼンにも重要なのは機能よりやっぱ体験なんですよね。でも今はハードのコモディティ化で機能の話が増えてて、だからiPhoneも飽きられて来てるんですよね。。新しいiPhone12もカメラの話ばかりで、もうカメラによる新しい体験は醸成されない。。VRやAR、5Gもそうですが先進的な機能にこそ体験を想像出来ないといけませんね。


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