この連載について
今、知りたい注目のニュースの真相から全体像まで、やさしく徹底解説。プロピッカーや有識者による対談、オピニオン寄稿、直撃インタビューなどでお届けする、NewsPicks編集部のオリジナルニュース連載。
三菱電機株式会社(みつびしでんき、英語: MITSUBISHI ELECTRIC Corporation)は、日本の大手総合電機メーカーであり、三菱電機グループの中核企業。 ウィキペディア
時価総額
3.47 兆円
業績

業績

三菱重工業株式会社(みつびしじゅうこうぎょう、英語: Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.)は、三菱グループの三菱金曜会及び三菱広報委員会に属する日本の企業。川崎重工業(KHI)とIHIと共に三大重工業の一角を成している。 ウィキペディア
時価総額
1.05 兆円
業績

この連載の記事一覧

【3分まとめ】ヤフー・LINEが経営統合で進める「10の方向性」
NewsPicks編集部 424Picks

【3分解説】三越伊勢丹の新社長は「ニッチ戦略」に向かう
NewsPicks編集部 484Picks

【3分理解】株急落の原因になった「金利上昇」ってなんですか?
NewsPicks編集部 1788Picks

【1分グラフ】ドンキ、アメリカの「900億円スーパー」を買う
NewsPicks編集部 308Picks

【3分解説】アップルはなぜ、「自動車事業」に乗り出すのか
NewsPicks編集部 1044Picks

【グラフ解説】外食産業は、ほぼ「マック一人勝ち」になった
NewsPicks編集部 862Picks

【3分ハイライト】6年ぶりのトップ交代。ホンダ新社長は何者か
NewsPicks編集部 323Picks

【1分理解】アディダス、Reebok売却で業界地図はどう変わるのか
NewsPicks編集部 481Picks

【解説】いまさら聞けない「ゲームストップ騒動」のすべて
NewsPicks編集部 697Picks

【独占】経営トップが語る「ロイヤルHD×双日」の裏側
NewsPicks編集部 332Picks
航空については、やはり米国では日常で自家用車感覚で乗るものであり、一部の金持ちの道楽というような扱いの日本とは雲泥の差と言えると思います。航空機製造メーカーのエンジニアといえば、毎日のように飛行機に乗って、ここの操縦についてはこうあるべきだ、というような意見を持っていて当たり前なのですが、日本ではそのような人はあまりいない、少なくとも多数派ではないでしょう。そのように航空が身近であるかどうかという点で、はるかに米国は裾野が広く、当初から米国で研究開発を進めたホンダジェットの判断は正しかったと言えるでしょう。
ただし今回の失敗を三菱だけに押し付けるのはやや酷な話とも言え、このプロジェクトの音頭をとった国が、本当はFAAと同様の型式証明を審査して発行できる体制でなければおかしいのです。中国でも民間旅客機開発が進んでいますが、きちんと国がサポートしたうえで審査し、現在は中国内でしか通用しませんがきちんと型式証明を発行して実際に運航を始めています。当たり前ですが中国がいい加減な型式証明を発行したがために事故になったなどのニュースはありません。
日本も、FAAにおんぶにだっこではなく、きちんと国が型式証明を発行できる体制になっていれば、設計上の問題点についてもう少し突っ込んだ議論ができ、機体の完成度も早い段階で高められたはずです。
航空行政において、推進したい経済産業省と規制したい国土交通省できちんと意思疎通が図られているのか疑問に感じる場面が多々あります。改善を望みます。
新明和には、菊原博士がご存命であった。
二式大艇や、紫電界を産み出した天才で
三菱の堀越、川崎の土井、川西の菊原と
言われていた。
菊原博士は、戦後世界最高性能の飛行艇
PS1を開発し、その後継機で有るUS-1も
成功させた。
90年当時は、既に御歳90を超えていたが、
周りには60歳近辺の、YS-11にも参画した
メンバーが多数残っていた。
1996年頃、新明和は30年ぶりくらいに
機体開発のプライムを取り、US-2の開発が
始まる。
私は、機体の形を決める、空力班に配属され
機体の形状を3次元で定義する仕事を任された。
ボーイングで学んだ技術であった。
開発は混乱を極めた。余りにも長い間、
機体開発が出来なかったからである。
経験した、我々はあっという間に先輩達を
追い抜いた。
三菱重工の方々は、常に民間航空機再参入
の話をしていた。悲願である。
しかしYS-11のビジネス的失敗以来
チャンスは巡って来なかった。
国家プロジェクトを諦めて、独自開発を
決断した時も、YS-11から30年くらい経過していた。
ギリギリのタイミングだったのである。
これを逃したら最早出来ない。
現代の航空機は、順調なプロジェクトは見当たらない、
ボーイングでも、エアバスでも、戦闘機も
みなそうで有る。
それだけ、要求は複雑で、ハードルは高く
またなかなか、経験出来ないので有る。
批判する事は簡単である。しかし行き過ぎた批判は、
次のチャレンジの芽を摘んでしまう事を
忘れるべきで無い。
旅客機の設計開発そして民間旅客機としての認証取得には過去の経験の有無が大きい.式年遷宮と同じで,最長20年に一度はこうした作業を先輩エンジニアから後輩に伝承していかないといけない.
1945年の敗戦から,7年後のサンフランシスコ講和条約までの航空禁止を経て,1964年のYS-11の型式証明取得まで19年が経っていました.堀越二郎のような戦前のスーパー・エンジニアは晩年のぎりぎりのタイミングで技術の伝承ができたのでした.しかし,そこで途絶えてしまった...日本製品は当時と比較にならないほど高いポテンシャルとブランド力を持ちながら,旅客機に関しては主体的な開発を一切行ってこなかった.
いまできているSPACE JET M90は型式証明の取得作業を継続するとのことですが,これは当然のことです.型式証明を取得するのは三菱重工という民間企業ですが,審査して授与するのは日本国という国で,国としても旅客機を丸々一機審査することを伝承しないといけない.逆に,型式審査を続けるということは,まだ伝承をあきらめていないということ.
今すぐにでも次の開発を始めないといけない.現在の経験を次の世代に繋ぐためでもあるし,コロナ後の小型機市場の拡大を取りこぼすことになります.
https://newspicks.com/news/4661801/body/?ref=user_2112738
1兆円も投じたプロジェクトだけに捨てるわけにはいかないでしょう。ただし3年の間に、テクノロジーや素材はどんどん進化します。ブランクが影響しなければいいのですが。スタートからすでに12年経っています。
歴史ある三菱さんにとって乗り越えられない嵐ではありません。
今までもっと大変な状態を潜り抜けてきたのでしょうから、これからも頑張ってもらいたいです。
3分ではわからない。
そもそもCOVID-19とは関係ない。