金融業界で話題沸騰！ 「中央銀行が『環境問題に貢献』する必要があるのか…?」への正しい考え方

コメント

注目のコメント

• 竹内 純子

  国際環境経済研究所 理事・主席研究員

  ・2020年10月30日

  ESG投資のあり方として非常に重要な論点です。
  皆さんがどう考えるかは別として、こういう議論があることは知っておくべきだと思います。
  「やるの、当たり前だよね」というのはブームを作り出してしまうんですよね。ブームを作ることも否定はしませんが、ブームにはリスクやもろさがあるので。
  一読推奨。
• 松沢 優希

  日本IBM サステナビリティ担当 シニア・マネージング・コンサルタント

  ・2020年10月30日

  興味深い記事。環境問題に対する中央銀行の姿勢は、その国の中銀の求められる機能・役割（物価の安定機能にプラスして求められる機能が国によって微妙に異なる）や意思決定プロセスに連動する部分も大きいのではないかと思っています。
  
  欧州中央銀行（ECB）は環境問題の中でも特に気候変動を取り上げる傾向がありますが、気候変動問題以外にもティッピングポイントを迎えた or 迎える直前と言われている問題が色々とある中で、果たして国家の金融システムの中核である中央銀行が気候変動のみに重点を置いていていいのか、という論点もありそうです。
• 唐鎌 大輔

  株式会社みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト

  ・2020年10月30日

  一筆させて頂きました。ちょっとタイトルは強めですが、論旨として「気候変動の重要性は認めつつも、中央銀行の相対する（すべき）問題ではない」という立場です。BISがグリーンスワンを打ち上げて以降、なにやらお墨付きを得たかのような風潮がありましたが、やはり冷静に考えてみて腑に落ちない部分が多くあります。
  
  私は中央銀行がこうして環境問題に積極関与することについて、少なくとも「2つの取り違え」があると思っています。具体的には(1)時間軸の取り違え、(2)責務の取り違えです。本質的には(2)が重要と考えますが、「中銀としてできること」を考えてみるとやはり(1)の論点も気になります。詳しくは本文をご笑覧くださいませ。1つの意見として、ご参考になれば幸いです。