2020/10/31

【スキル】読書で「自分だけの学び」を得る方法

NewsPicks編集部
NewsPicks編集部が、本の要約サイト「フライヤー」とコラボし、話題の書籍の要約をお届けする連載「10分読書」。今回は『戦略読書』(日経BP 日本経済新聞出版本部)だ。
ぜひ、週末のひとときで新たな知識を手に入れてほしい。(4461文字)

人は「読むもの」からできている

読書が大好きな著者・三谷宏治氏は、子どもの頃から多くの本に親しんできた。SFや科学書、日本童話集を読み漁り、大学浪人時代以降は手当たり次第に乱読した。その頃は、ストーリーや新しい知識にただ浸っていれば満足だった。
しかし大人になってから、読書には「戦略」が必要だと思うようになった。
きっかけは社会人2年目のある日、職場ではじめて人と意見が被ったことだ。同僚と同時に、「◯◯って××だよね」と同じことを口にしてしまったのだ。
「他人と同じこと」しか言えない経営コンサルタントに存在意義はない。著者は、自分のあまりのつまらなさにショックを受けた。