[北京 29日 ロイター] - 中国共産党中央委員会は、より質の高い成長に重きを置き、2021─25年に持続的で健全な経済発展を達成する方針を示した。新華社が29日、伝えた。

中国共産党は29日まで第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)を開催していた。

新華社によると、党中央委員会は1人あたり国内総生産(GDP)を2035年までに準先進国並みの水準にすること目指すとし、あらゆる分野で改革を深化し、資源配分において市場の力に決定的役割を担わせると表明した。

また、経済力とともに防衛力を強化したいとの意向を示し、新たに浮上した国際的な課題や紛争に直面する中で「戦略的な冷静さ」を維持すべきとした。

さらに、台湾と中国との再統一や両者間の平和的な発展を促進するほか、香港およびマカオの長期的な繁栄と安定を維持するとした。

環境面では、低炭素技術の開発を加速・促進し、資源活用の有効化を図るとした。

*内容を追加しました。