[28日 ロイター] - 米航空機大手ボーイング<BA.N>が28日発表した第3・四半期決算は、4四半期連続の赤字となった。主力機「737MAX」の運航停止が引き続き売上高を圧迫する中、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による航空機需要の低迷が追い打ちをかけた。

特別項目を除く1株損失は1.39ドルと、リフィニティブのまとめた市場予想の2.52ドルより小幅だった。

売上高は29%減の141億4000万ドル。しかし、予想の139億ドルは上回った。

フリーキャッシュ流出は50億8000万ドルと、前年同期の28億9000万ドルから拡大。総債務も610億ドルと、192億ドルから急増した。

カルホーン最高経営責任者(CEO)は社員宛てのメモで、世界の従業員数を2021年末までに13万人程度とする方針を表明。これまでの人員削減計画のほぼ倍増となる3万人の削減に踏み切る見通し。

また、同CEOは737MAXについて、規制当局からの承認獲得が近づいているとCNBCのインタビューで語った。さらに、年末時点の航空交通量は昨年の30─35%近辺に達する見通しとした。

ボーイングは、コロナ危機前の水準回復には約3年を要すると想定している。●以下追加

ボーイングの株価は約4.6%安で引けた。

カルホーン氏は、737MAXの運航停止を受けた認可規定の厳格化により、次世代大型機「777X」の開発スケジュールに一段の遅れが出る可能性があるとした。

「2022年のサービス開始に向け引き続き努力しているが、開始時期は規制当局が決定する承認要件に左右される」と説明した。

737MAXについては、第4・四半期の納入再開に向け予定通りに当局の承認が得られることを期待しているとした。

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