JR東海、最終赤字1920億円予想 通期で初
コメント
注目のコメント
営業利益率35%って……
記事より『21年3月期の売上高は8630億円(前年比53.2%減)、営業損益は1850億円の赤字(前年は6561億円の黒字)を見込む。』
上記より20年3月期の売上は、約1兆8440億円、営業損益は6561億円、営業利益率は約35%となります。
20年3月期の営業利益率
トヨタ自動車 8.2%
日本電産 7.2%
野村総研 15.7%
鹿島建設 6.6%
ソニー 10.2%
NTTドコモ 18.4%
営業利益はあるべきです、もちろん、企業活動を続けるために必要です、が、過剰な営業利益はどうなのか?
35%を過剰かどうかの判断は個人個人で違うので、答えなどありませんが、JR東海は『三方よし』ではないのかなと、私は感じてしまいました…トップコメ?の人も言っているが、東海は別に経営力が高いわけではなく、政治力が高い。携帯のキャリアなど、可愛く見える現政権との昵懇ぶりである。
それと、たとえば、京都とか名古屋までの足として考えれば、競合もほぼいないと言っていい。
ゆえにコロナ禍前は無敵に見えた。しかし一寸先は闇である。
問題はこれが、例えばワクチンができたり集団免疫獲得した後は需要が元に戻るのか否かだ。おそらく一過性の台風で、嵐が過ぎ去るまで耐え忍べば安泰と考えているのでは。(そうかもしれないし、そうでないかもしれない。ビジネスユースとかは減るかもしれない)
旧国鉄民営化の際には、放漫経営の莫大なツケを国民につけ回して安穏としていた人間たちなので、親方日の丸、どうしても困ったらリストラより先に国に泣きついたりしそうだ。
たとえば車内誌の「ウェッジ」とか「ひととき」なんかは(コロナ前からでも)リストラすべきだし、まずい弁当しか作れない子会社も、もっと旨い業者に外注してリストラとか全然できると思う。いい機会だからやったら?利益率云々の話は、Kenji Aさんのコメントを参照です。
耐用年数が長い又は非償却な設備投資が必要な産業は、
キャッシュアウトに比してコストが低くなりがちなので、
見かけの営業利益率は高くなりやすく、そこだけ見ても
企業の実態は見えません。
土地の簿価が2兆円を超えて積み上がっている辺り、
設備投資額と費用計上額の乖離が出ている分かりやすい証左です。
今回のコロナ禍で一番大きなダメージを受けているのは
旅客運送業です。
JR東海は東海道新幹線ビジネスに経営資源を多く投下しているので、
ここがコケるとこの営業赤字は不可避でしょう。
少しずつ新幹線需要が旅行目的を中心に戻ってますが、
ビジネス目的は相変わらず低調だと思われます。
(実際に新幹線を使っていての肌感覚です。)
今回の騒動をきっかけにビジネスにおける
直接対面からWEB対面への移行が劇的に進んだ為、
元の稼働率に戻るのは厳しいかもしれません。
そうなると、業績も簡単には元通りにならないでしょうね。