中国、習近平氏に権限集中か 党主席制復活と報道、22年に
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元記事を探して読んでみました。中華圏取材で40年のキャリアがあり、現在は北京に駐在しているベンジャミン・カン・リム氏による記事。
https://www.straitstimes.com/opinion/xi-and-the-paramount-power-of-being-chairman
有料購読者向け記事なのですが本記事を読むと、党主席制をことさら大きく取り上げているというよりも、シー・ジンピン（習近平）の統治スタイルについてバランスのとれた分析となっています。また党主席制についてのくだりをよく読むと、デン・シャオピン（鄧小平）との比較の文脈で習近辺については"Mr Xi, on the other hand, is choosing to be more transparent on who is the one wielding ultimate power in China."との分析をしています。（有料記事のため長文引用は避けます）
現地情報に加えてマクロ的な視野とのバランスのとれた分析をするベンジャミン記者の論調とは、少々違う形で日本語で流れていると私は感じました。
Straits Times電子版の会員あるいは、紙版をオフィスで購読しているという環境の方は、ベンジャミン記者の分析全文に目を通すと習近平体制の今後を理解する様々な手がかりが得られると思いますので是非。
こうした記事を日本メディアが引用する場合は、部分的なところだけを速報的に扱うのではなく、記者の分析視点を踏まえつつ、ソースとしても他のニュースと違い、解説・分析記事であることを明記すべきと思います。また、原文記事へのリンクも欲しいところ。一党独裁が加速してますね、、、
中国で暮らしていますが、反応が早いことばかり求めて
本質をどんどん見失っている気がします。
何が本当に国民のためになるか国のリーダーなら世界に
示していただきたいです。
