静岡銀行・山梨中央銀行が提携 広域で法人融資強化
日本経済新聞
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注目のコメント
近隣地銀の提携は、将来的な再編等による面での覇権を固める上で悪くはない。しかし、この提携は首都圏での融資機会を狙うものであり、足元の地域市場の深掘りを進めることこそ、地域金融の使命だと思う。
地銀の提携、統合は、収益モデルの拡大こそがはかられなくては無意味であり、広域提携、統合は大いに意味があると考えます。菅首相が声高に口にしている同一地域内地銀統合は、一時的なコストダウンは見込めても長期的な展望に欠けており急場しのぎの感を脱しきれません。むしろ浜銀、千葉銀や常陽、足利、そして今回の静銀、山中の提携こそ、全国の地銀経営者が参考にすべきモデルケースであると考えます。
メモ。【首都圏では横浜銀行と千葉銀行が提携しており、有力地銀同士の攻防が激しさを増しそうだ】
静岡銀行は静岡市を本拠としていますが、神奈川県にも多数店舗を設置し、重点的に営業しています。
山梨中央銀行は甲府市を本拠としていますが、神奈川県相模原市、東京都八王子市などに店舗を構えています。
どちらも首都圏の隣接地域なので、連携は十分にシナジー効果があると思います。
規模は静岡銀行が4202億円の時価総額。
山梨中央銀行が286億円。
合併はあまり現時点で考えにくく、そのため連携という関係構築に着地したと推測します。