パクスなき世界 :日本経済新聞
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注目のコメント
なんか日経ってこういうの好きだけど、かっこいいこと言ったつもりなのかも知れないけれど、どこか的外れな感じがする。
「パクス」は元は平和と秩序の女神だが、ギボンが「パクス・ロマーナ」と言って以降、「強大な一国の覇権による(相対的)平和」のことを意味しているのであって、つまり「パクスなき世界」と銘打って暗にパクスを求めることは、平和と秩序を求めているのではなく、強大な一国覇権による想定的平和を求めていることになる。
人々の取引や移動が自由になれば、フローとストックの分布はべき分布(特に高額所得領域)と指数分布になります。
A. Dragulescu, et al., 2000
http://physics.umd.edu/~yakovenk/papers/EPJB-17-723-2000.pdf
戦後多くの民主国家で格差が解消したように見えたのは、それは戦後だったからで、自由とは関係ありません。民主主義が豊かさをもたらしたように思えたのは、社会主義よりも資本主義の方が成長率が高かったからだけ。みかけの相関に多くの人が騙され、普遍的な価値観だと勘違いしたんじゃないかと思えてきます。
記事は、様々なそれっぽい事例や統計がならべてあるだけで、読み物としてはかなり苦痛ですね・・・。