[ワシントン/カイロ 26日 ロイター] - 米政府は26日、イランの石油部門を標的とした新たな制裁を発動した。イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」を支援しているとされる同国の石油省やイラン国営石油(NIOC)などが対象で、米国内の資産を凍結するほか、米国人との取引を禁止する。

ムニューシン財務長官は声明で「イラン体制は石油セクターを利用し、コッズ部隊による不安定化を招く活動を支援している」と非難した。

ポンぺオ国務長官も別の声明で「残り少ないイランの石油購入者は、テロ活動の支援などイランによる中東での悪意ある活動に金融支援をしていると認識する必要がある」と述べた。

米国による制裁発表を受け、イランのザンギャネ石油相は、同国の石油業界が米国の圧力に屈することはないとツイッターに投稿した。