「鬼滅の刃」興行収入が最速 10日間で100億円突破
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スタジオジブリプロデューサーの鈴木敏夫さんが著書の中で、千と千尋の神隠しの大ヒット要因について、シネコンがどんどん増えている時期で1映画館1スクリーンの制約がなくなったことで、それまではあり得なかったペースでの動員があったことを挙げていました。鈴木さんの著書の中では、それで割りを食ってしまった作品もあり、その後は千と千尋の神隠しのような極端なスクリーンの割当はなくなったと書いてありました。
今回の鬼滅の刃は、コロナ禍という特殊事情もあり千と千尋の神隠しを大幅に上回る極端な上映状況ですね。今後はなかなか発生しづらい状況かも?人口減少が確実視されている日本において、国内興行収入ランキングで騒ぐ風潮は危機感を持った方が良いと思いました。
・日本アニメ世界興収ランキングトップ
「千と千尋の神隠し」「君の名は」で約400億円
・中国アニメ世界興収ランキングトップ
「哪吒之魔童降世(英語題:Ne Zha)」で約800億円
・世界アニメ世界興収ランキングトップ
「アナと雪の女王2」で約1,500億円
グローバルな視点で見るとケタが違うんですよね・・・笑
人口の少ない韓国は明確に世界に目を向けて、実写映画がアカデミー賞やNetflixで輝かしい実績を出していますから、日本は国策としてアニメ映画市場の強化をしないと、エンタメ業界の成長はないと思う。
少なくとも日本人による日本人のためのサービスで経済成長できる時代は人口が1億3,000万人の若い人が中心だったバブル期で終了したのです。一人一人がその残酷な現実を理解しないとこの国の未来は暗い。同じ「ダーク・ファンタジー」といっても、「進撃の巨人」とは異なって徹底的に「ジャンプ的」。
このシンプルさが、グローバルを意識したつくりか、とも思わされます。
我が家の子どもたちは怖くて観ることができませんが、主題歌を口ずさんでいます。