2020/10/27

「宇宙版アマゾン」として繁盛するベゾスのロケット事業

The New York Times
〈ブルーオリジン〉の進撃が始まる
テキサス州西部は、月にそっくりというわけではない。しかし、手近な代用品としては結構役に立つ。
アマゾンのジェフ・ベゾスCEOが始めたロケット会社ブルーオリジンは10月13日、宇宙旅行用の小型ロケット〈ニューシェパード〉の打ち上げ実験を行い、ロケットと付属のカプセルを無事着陸させた。有人飛行の前に安全性を確認するための試験の一部で、今回で13回目の打ち上げになる。
一般的に宇宙空間が始まるといわれる高度は約100キロ。カプセルに乗せた裕福な乗客をその高さまで運び、数分間の無重力状態を体験させる。いつの日か、それがニューシェパードの本業になる。
ベゾスがブルーオリジンを設立したのは2000年で、決して新しい会社ではない。もっとも、その事業のほとんどは大した収益を生み出すことなく、秘密裏に運営されていた。
だが3年前、ベゾスは年に10億ドルのアマゾン株を売却してブルーオリジンの研究開発資金に充てていると語った。そして、ブルーオリジンの事業に関する大きな野望を披露した。
イーロン・マスクのスペースXなどの民間宇宙企業と衛星打ち上げ事業で競争し、NASA宇宙飛行士のための月着陸船をつくり、最終的には何百万人もの人々が宇宙に住み、働くことを可能にする、というのだ。
(Nick Cote/The New York Times)
実験用プラットフォームとして活用