なぜ地銀だけが再編のターゲット？ 日本の金融機関全体が時代遅れに
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銀行が多すぎるという論点についてですが、何に比べて多いかと誰も明示していません。例えば、経済規模に比しての銀行数で比較すると日本はアメリカの5分の1程度に過ぎません。
次に、なぜ地銀が再編のターゲットとなるかについてですが、信金や信組が全信連や全信組のような中央機関が地銀にはないため、業務対応やシステム負荷が個別対応となってしまう点が大きいかと思います。
人口減で銀行減は必然という短絡的洞察には違和感を覚えます。人口減は受け入れなければならない中で、三大業務である「預金」、「融資」、「為替」だけやっていたら衰退することは間違いない。DX化により最終的にはなくなる業務な気がします。
地銀にしかできないことも多くあると思います。
様々な業種の様々な成功事例や経営者の生の声を毎日聞けることや膨大な財務データを保持しているのであるからその活用、また、これからはやはり事業承継問題への支援活動ですね。地域になくてはならない企業をどう支えていくかを考えながら、新規開業などの若手の育成もしていくなど、どちらかというと教育的なコンサルティング業務に特化していくのでしょう。
少し前に流行りましたが、ヒトにしかできないヒトにできることって考えると沢山あります。AIも弱みはありますからね。
