「会計上の見積りの監査」等の改正案公表(日本公認会計士協会)
会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)
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会計上の見積りの監査に関する改正。
近年、IFRS9などの予想損失モデルに見られるように、会計上の見積りの複雑性が増してきており、そうした状況に対応するためにより深度あるアプローチが考案されたもの。
基本的なコンセプトとしては、会計上の見積りを、見積り方法、使用する仮定、データの3要素に分け、それらを不確実性、複雑性、主観性の3つの観点から固有リスクを評価し、評価に基づいて、見積り方法の合理性評価、監査人の独立検証、事後発生事実との比較の3つの手続から1つ以上の手続を実施するという、やたらと3にこだわったもの。なお、従前と異なり、特別な検討を必要とするリスクについて特別に要求される手続はない。
関連して、会計上の見積りに関する開示が進行期末より要求されたり、KAMが開始されたりするため、注目度がかなり高い監査基準の改正かと。