平日旅行ならポイント増 分散化へ、予約サイトと協議―観光庁
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注目のコメント
休日に集中する旅行需要を分散させる短期的な施策としては必要だと思います。
しかし、ポイント割増のインセンティブだけではそれほど効果は出ないのではないでしょうか。何故なら、平日に旅行が出来る人のほとんどは退職された高齢者が中心であり、貯蓄も多く年金もあるため割引をしなくても既に休日よりも安くなっている平日の旅行を十分に楽しんでいます。
この問題を抜本的に解決するためには、二日前にもコメントした通り日本政府がILO132条約に批准した上で休暇制度を整備するしかありません。誰もが連続した2週間の休暇を取得出来れば、週末だけでなく年末年始やゴールデンウイークなどの需要集中も分散させ、祝祭日も減らすことが可能です。コロナ禍前より、ずーーーーーーーーっと、観光業界の課題は、「繁忙期・閑散期の差が激しすぎる」ということでした。
宿泊を伴う国内宿泊旅行市場の約半分が、年末年始・GW・夏休み、という、この3つの長期休暇に集中するというありさまです。
製造業ならば、需要にあわせて供給を調整するということが、まだ、可能です。
しかし、観光業界は供給を調整するということが難しい。
10部屋の旅館を、GW中には100部屋の旅館にして、GWおわったら、90部屋取り壊して10部屋に戻すなんてことが出来るでしょうか?
出来るわけないです。
電車の座席も、飛行機も座席も、そこまでの在庫調整ができません。
需要は、アップダウンがすごく激しいのに、
供給は、常に一定。
この構造的問題が、常に日本の観光産業を苦しめられてきました。
つねに需要がないということは、繁忙期の価格を高くせざるを得ない。
混雑によりサービスの質は低下し、渋滞などで、旅行全体の効率も悪くなる。ユーザー体験が悪くなる。
つねに需要がないということは、通年で正社員を雇用することが難しくなる。結果として、非正規雇用がほとんどになり、労働環境をなかなか改善できなかったり、中長期的な人材育成ができなかったり、会社の未来を考える中核人財が不足する。
なので、平日需要の促進は観光業界の悲願です。
特に今まで平日需要のかなめだった、インバウンド需要が、今はゼロなので。すでに私は平日しか旅行はしませんが、平日はもともと安いし空いているしで、いいことずくめです。
唯一の欠点は観光施設が休業日の可能性があることくらいでしょうね。
このようなメリットは、誰だってすでに知っています。
ですが安かろうがポイントがたまろうが、とにかくできない。なぜなら仕事があるから。
リモートワークの浸透やそもそものカルチャーで、IT業や若手中心の会社は平日旅行もできるでしょうが、旧態依然とした会社はたとえリモートワークでも意味不明の管理をされたりしています。
ポイント云々で平日旅行が増えるのか、私は懐疑的です。
それにしてもポイントが好きだなぁ。。。
GoToイートにしてもGoToトラベルにしてもそのポイントの付与までのプロセスが面倒で、ITリテラシー低い人は電子クーポンの取得とかは無理ゲーな感じすらありますが、この平日ポイントはシンプルなのだろうか。
というかそもそも平日に特典をつけるとかは政治主導で行うことなのだろうか?
まるで計画経済ですね。そのうち製造業に対しても、生産量の調整をとかを要請するんじゃないかな。
最近の経済系の政策はどうしてこうも箸の上げ下げまで口を出すようなことばかりなのだろうか。