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2020年10月24日 公開

【衝撃】トランプを崇める、「Qアノン」に会ってみた

アメリカ大統領選挙に向けカウントダウンが始まった。4年前、熱烈なトランプ信者を味方に付けて当選したトランプは、彼らを再び味方にできるのか。NewsPicksとQuartzの記者がタッグを組み、10日間の取材を決行。熱狂は本物か、アメリカのトランプ信者を追う。一話目は、トランプ大統領が世界を救うと信じる、謎のカルト団体「Qアノン」の実態に迫る。(10分/取材:洪由姫、後藤直義、ダン・コプフ/撮影:後藤直義/デザイン:黒田早希/編集:栗原良介、有水冴子、柳橋泉紀、豊田和真、小西健太郎)
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Qanonのアカウントというのは、実在していて、2017年にインターネット上の掲示板、8chanで活発に発信していました。このアカウントを少なくとも一時期持っていたのは、フィリピン在住の米国人ジェームズ・ワトキンス氏といわれています。ワトキンス氏は、日本の2ちゃんねるの創設者、西村ひろゆき氏に替わって2017年から2ちゃんねるの管理権を持つようになったことで知られています。
 ワトキンス氏は、もともとポルノ・サイトの運営などを稼業にしていましたが、日本の2ちゃんねるやそれを模した英語版の8chanの運営というビジネスに乗り出しました。
 ワトキンス氏が、2ちゃんねるから学んだのは、インターネット上の巨大掲示板が、それまでマスメディアに全く発言権も共感も持っていなかった膨大な層を引きつけられる、ということです。特に、民族差別や宗教差別、疑似科学、反エリート・特権層、などを声高に主張できる「場」の巨大な需要がある、ということです。
 日本の2ちゃんねるを模倣した米国の掲示板としては、すでに2003年から4chanがありました。しかし、ワトキンス氏は8chanを、このようなQanonの主張と同じような反権威、反リベラル、陰謀論を熱烈に支持する層が集まる場として2013年につくりました。
 Qanonのアカウントは、2017年を中心に、8chanを中心として、時には4chanでも活発に発信し、その主張は急速に拡大しました。ワトキンス氏自身がこのアカウントで発信していたかどうかはともかく、8chanという場をつくったのは彼で、類似の主張は、2013年の開設当初から、急速に広まっていました。
 2016年のトランプ政権誕生で、キリスト教右派と4chan・8chanは、車の両輪の役割をした、といっても言い過ぎではないでしょう。日本でも、2ちゃんねるの政治的影響は非常に巨大なものであったと思われます。2000年代の日本の文化輸出で、最も世界的な影響があったのは、この2ちゃんねる型掲示板でしょう。はるかに巨額の予算を費やしたクール・ジャパン戦略などよりも、はるかに巨大な影響でした。
大統領選挙まで2週間を切りました。鳴り物入りで大統領になったトランプはアメリカに何をもたらしたのか?選挙では米国民の評価が明らかになる、非常に大きな節目です。

2016年、トランプ大統領を確実に支えたのが、熱狂的なトランプ信者です。彼らたちは2020年、変わっているのか、いないのか。今回、NewsPicksとQuartzの記者3人がテキサス、フロリダ、カリフォルニア州を周って取材、トランプ信者の熱量を探りに行きました。今日から現地レポートを公開します!

初日は熱烈なトランプサポーターとして大注目になっているQアノンです。
彼らの特徴は、ネットでつながる集団で、コンタクトがなかなか取れないことです。1ヶ月かけてようやく見つけたQアノンたちは驚くべき、強烈なトランプ愛を持った人たちでした。

なぜ彼らが、とんでもない陰謀論を信じているのか、そしてトランプ大統領がどう巧みに彼らを利用しているのかが今回の取材を通して浮かび上がってきました。

それにしても、ヒラリー・クリントンが若い女性を誘拐、殺害しているという論理は荒唐無稽すぎて、頭を抱えました。しかしQアノンが少数派だと言って完全に無視できないことも事実です。
10日間の取材から戻りました。マスクを誰もしない集会にカメラを持ち込み、無数のインタビューをしたため、コロナ感染がとにかく怖かった。PCR検査で陰性が出て、ホッとしています。

トランプ大統領の最大の武器は、石が降っても、槍が降っても、絶対にトランプに投票するという熱烈な支持者たちです。4年前、そんな人たちが世論調査やデータ分析をすべてひっくり返して、トランプ当選を後押ししました。

NewsPicks✕Quartzの取材メンバーで、今回は「Qアノン」(想定500万人ー1600万人)、「福音派」(想定8200万人)、「白人至上主義グループ」、「農村部」など、多くの日本人が見ることのない、リアルなトランプ支持者たちをレポートします。

1話目は、いま世界的に問題になっているQアノン。トランプを救世主と信じる、陰謀論を唱える人たちに直当たりしています。
フロリダに住む知り合いからは、毎日毎日、アメリカとは、キリストとは、トランプとは、警察がいかに頑張ってるかや建国についてのの様々な記事や画像がFBでシェアされてきます。
(本気な思いで。対応に困り、スルーですが。)
子供の頃進化論やビッグバンについて話したら、とても厳しく怒られました。

例えば

◯今の国の醜さを大統領のせいにするのは、太っている事をフォークのせいにするのと同じだ

◯あなたがアメリカ人なら、あなたはネイティブアメリカンか、奴隷か移民か難民のどれかだ

◯忠誠の誓いが必要だと思う人はシェアしよう!
(国旗に顔を向け、右手を左胸の上に置き、起立して暗誦する文言の事。
「私はアメリカ合衆国国旗と、それが象徴する、万民のための自由と正義を備えた、神の下の分割すべからざる一国家である共和国に、忠誠を誓います。」
ちなみに、私のいた地域の幼稚園や学校では毎朝言ってた記憶が。そして当時の幼稚園での男子のなりたい仕事人気1位はアメリカ大統領。)

日本に入る情報に偏りがあるため、また国際的に発信するパワーや意識を持つメディア自体割と偏りがあるため、この様な人たちが数奇に極端に映ります。
しかし、実は決して少数ではない事を知る事も、アメリカ大統領選、そしてアメリカ自体を考える上でとても大切。

個人的に気になるのは、日本にいるQアノン的解釈の人。かなり熱心に話され、、、なぜ、そこに至ったのが気になります。
洪さん、後藤さん、頑張ってますね〜!
ご苦労様でした。

ネットの氾濫する情報を読者・視聴者が正しく選択する事がますます困難になって来ている。
陰謀説はその最たるもので、日本でも芸能人が自殺した後に他殺説や業界陰謀説などが登場。
こうゆうものが厄介なのは、普通のメディアやワイドショーより内容が刺激的なので、好奇心でつい見てしまう事。

結局信じられるものは、自分の選択眼しかないのだが、それをサポートするのもメディアの良心。
NPの様な新しいメディアにはそれを是非意識してほしい。
私も「ヒルビリーエレジー」とか「ルポトランプ王国もうひとつのアメリカを行く」などの書籍を読んで、不可解なトランプ誕生の背景を理解はしたつもりでしたが、それでもやっぱりQアノンの人たちの話はQuartzの記者と同じで「居心地が悪かった」です。

それにしても、NewsPicks × Quartzの渾身の取材。
とても興味深い企画でした。私の関心ポイントは2つ。まずマイアミ大学の准教授が語った「トランプ大統領以外は皆、腐敗している」という2016年にトランプ氏が語った論理。そして「Qアノン解説書」著者が指摘した「軍の諜報機関が関わっている」という点です。特に後者は、そう思わせる端緒がどこかにあるのでしょう。

きのうの大統領選挙の討論途中に、NBCの司会者が速報として、フロリダ州での有権者の投票行動に、ロシアとイランが関与の疑いと伝えました。

東京五輪への“サイバー偵察”をイギリスが明らかにしました。直近の大統領選への“けん制”ともとれますが、陰謀論は拡散されればするほど、染み込んでいくとみられます。あと10日間、混乱なき選挙を望みます。

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