新着Pick
291Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
色々と共感する内容の多い記事です。「辺境」というのは、実は、「中央」(政府であったり、マジョリティグループであったり)を合わせ鏡のように映し出す、あるいは、逆照射する存在であったります。また、受け身でもなく、しなやかに自らがどう生きるか、時代に変化して適応していく存在でもあります。

私は15年ほど前に、長津一史先生の『「正しい」宗教をめぐるポリティクス : マレーシア・サバ州、海サマ人社会における公的イスラームの経験』という論文を読んで、マレーシアのイスラーム化やマクロ政治を理解する重要な手がかりを得ました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjcanth/69/1/69_KJ00004582202/_article/-char/ja/

今振り返ると、マレーシアだけでなく、東南アジアや新興国の他の国を見る上でも、当時得た着想をベースにした考え方が影響していると感じています。

こうした話題は、一見するとビジネスとは関係のないように見えますが、極めて具体的であり、メインストリームを理解するための「辺境」であったりもします。「辺境」を研究している方や、「辺境」を歩き回っている方と話すと、とても刺激的です。
高野さんと言えば「謎の独立国家ソマリランド」読んで以来のファンです。

清水克行氏との対談である「世界の辺境とハードボイルド室町時代」、「辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦」も独自の視点(タイトルからしてすごい)が散りばめられており、おすすめです。
子供の頃、石毛直道先生のアジアの食に関する本を読んで、こういう仕事をして生きていきたいと思ったことを思い出しました。発見が常にあり、自分のもっていた価値観や予断を揺すぶられるのが、知らない場所に行く醍醐味だと思います。アフリカも面白く、まだ全然飽きないです。
現場にいかなければ、その風土や慣習はわからない。その通りですね。それをショートカットで見せてくれるのが「食」というフィルター。

納豆という地味な発酵食品を通じて、勝手口から文化や歴史を眺めることができる。ユニークな発想です。

同じ発酵食品のチーズも、原料は牛乳であったり、山羊や羊、バッファローだったりします。ソフトあり、ハードあり・・で、製造方法も多様。それぞれの風土に合わせて製造し、その土地だからこそ味わえる旨みがあります。

食というフィルターを通じてその土地を想う。今日の食事からそういう目で見てみようと思います。
「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」
どれかひとつだけでも難しいのに、ここには全部ある。
納豆に、健全なナショナリズムを教わりました。
高野さん、本当に面白いですよね。なかなかヒット作に恵まれませんでしたが、過去作もものすごいですし、めちゃくちゃ面白いです。それと「見方を変える」は確かに大事なのだなと。イスラム飲酒紀行なんかもそうでしたが、社会の懐の深さをうまく見せているなと思います。

ちなみに納豆って、本当に簡単につくれるんですね!
こちらでは納豆が高いのでやってみましたが、結構いろんなものでできますね。
「世界の辺境とハードボイルド室町時代」は、歴史好き・旅好きとしてはたまらない一冊でした。この連載も楽しみに読みます。
この連載について
まるで預言者(プロフェット)のように、新しい時代のうねりをいち早く紹介するNewsPicksのインタビュー集。本質を見抜く視点を毎週つむいでゆくことで、ちょっと先の未来を覗こう。