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日本語でも記事になりはじめたので取り上げます。
ナイジェリアでは2週間ほど前に、若者が警察に射殺された動画が出回り、またそれを撮影した人も逮捕されたと報道されたことをきっかけに、長年不法な拘束や暴力行為などその権力の行使に問題があるとされてきた警察特殊部隊SARSへの抗議行動が起こりました。

平和なデモが行われてきたのですが、今週火曜日(20日)に軍・警察側がデモ隊に発砲したことで、状況が緊迫しています。現在ラゴスでは終日外出禁止となっており、すべての活動の3日間の中断がアナウンスされています。外出禁止はナイジェリアの他の地域にも拡大しています。

大統領は昨日声明を発表し、西アフリカで政治的軍事的トラブルがあれば必ず助太刀をするECOWAS、AU(アフリカ連合)なども声明を出しました。SARSを解体するという表明は先週すでに出されていますが、それが解決になる/ちゃんと実施されるとは信じられていないため、動きは止まっていません。

近年世界各国で起こっているデモと同様、EndSarsと呼ばれる今回のデモも、リーダーやグループがあるわけではなく、多くの若い人の自発的な動きです。よって、どのように終結できるのか、まだ見えない状態です。

ナイジェリアは海外在住者が多い国で、米国や欧州にも多くのナイジェリア人が住んでいます。政治としても文化としても力をもっている国であるため、米国や欧州からも政治家、アーティスト、著名人から声があがっています。

米国で起こった大規模デモなどと似た動きで、共感と連帯が起こるところとは思いますが、米国などと違ってナイジェリアは経済的政治的に不安定な国です。個人的には、警察の横暴があることは確実で、改善は必ず必要ですが、デモが先鋭化すると一般庶民こそ大きな影響を受け、より困難に見舞われるようになるので、自分のスタッフ、友人たちを思うと、メディアが若者による勇気あるデモと持ち上げるほどには気分を高揚させられないというのが正直なところです。