[ヨハネスブルク 21日 ロイター] - 南アフリカのムキゼ保健相は21日、南アは新型コロナウイルスの感染再拡大リスクに直面しており、ロックダウン(都市封鎖)措置の厳格化につながる可能性があると述べた。

声明で、新型コロナ感染者と死者の増加を受け、保健省はロックダウンレベルを決定する評議会への勧告を行うと表明。南ア最南端のウエスタン・ケープ州では過去2週間で新規感染者が42%増加しており、感染再拡大に当たるとした。全国の感染者数が過去2週間で10.7%増加したことも「懸念すべき傾向」とした。

南アでは感染率低下に伴い、9月にロックダウン措置を最低レベルに引き下げたほか、10月にはビジネスや観光などを目的とする移動に限定して国境を再開していた。

南アの感染者数は累計70万人超とアフリカ大陸で最多。