キャセイ航空、8500人削減へ 香港大手、子会社の運航を停止
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もともとはキャセイ一強であった香港の航空業界に風穴を開けるべく1985年に設立されたのがドラゴン航空でした。その後1990年にあっさりとそのキャセイに買収されてしまい、イギリス領としての香港では就航が難しかった中国本土との路線を主に運航する航空会社として一定の地位を築いてきました。
その後香港の返還を通してキャセイ自体に中国本土の資本が入ったことをきっかけにドラゴン航空もキャセイの100%子会社となっており、2016年にはキャセイドラゴンというブランド名になり機体塗装もキャセイそっくり、ただの色違いといった風になっていました。
こうなるとブランドの差別化が難しくなり、ただキャセイの下にぶら下がるような印象であったことは否めません。今後はレガシーキャリアとしてのキャセイブランドと、昨年買収したLCC事業である香港エクスプレスの二本立てということに整理されていくことになりそうです。需要が100で供給体制が100だったものが、一気に需要が50以下になった状態の回復がみこめなければ、機材と人員という供給体制を縮小せざるを得ません。
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