[20日 ロイター] - 米マイクロソフト<MSFT.O>は20日、米電気自動車大手テスラのマスク最高経営責任者(CEO)率いる宇宙企業スペースXなどと提携すると発表した。同社のクラウドコンピューターサービスを宇宙空間でも利用可能にする。

提携によって、マイクロソフトはクラウドサービス「アジュール」をスペースXが進める通信網事業「スターリンク」に接続させる。マイクロソフトは過去数カ月、宇宙空間の人工衛星を使ってアジュールを検証。9月には宇宙サービスの需要を取り込むために「アジュール・スペース」を発表した。

同社は今回の提携で、マイクロソフトはアマゾン・ドット・コム<AMZN.O>とのクラウド競争で攻勢をかける。

マイクロソフトは規制当局向け文書で、宇宙空間でのクラウドサービスには「災害の予測・追跡、供給網や経済活動の可視性向上、その他多くの分野」が含まれているとした。