[20日 ロイター] - 米軍事用航空機メーカー大手ロッキード・マーチン<LMT.N>が20日発表した第3・四半期決算(9月27日まで)は、利益が予想を上回った。航空部門の売上高増加が寄与した。これを受け、通期の業績予想を上方修正した。

最新鋭戦闘機F35の納入は前年同期の28機から31機に増加。同社はこれまで、新型コロナウイルス流行による供給網への影響でF35納入に遅延の可能性があるとしていた。

通期の1株利益見通しは約24.45ドルとし、従来の23.75─24.05ドルから引き上げ。また、通期の純売上高も従来の635億─650億ドルから652億5000億ドルに上方修正した。

2021年売上高は3%増の670億ドルを確保できると予想し、利益率も同水準になるとした。

第3・四半期の継続事業からの純利益は17億5000万ドル(1株当たり6.25ドル)に増加。リフィニティブのアナリスト予想は1株当たり6.09ドルだった。