[アムステルダム 20日 ロイター] - 欧州連合(EU)は、新型コロナウイルス支援措置の一つの失業リスク緩和緊急支援(SURE)の財源調達に向けた、第1弾の債券発行手続きを開始した。発行額は170億ユーロ。投資家の強い引き合いを背景に、需要は発行額の約14倍に達した。

ロイターが入手した主幹事のメモによると、EUは期間10年と20年の社会貢献債を発行する。発行額は10年債が100億ユーロ、20年債が70億ユーロ。

最終的な需要は10年債が1450億ユーロでEUの起債としては過去最大。20年債は880億ユーロ。

発行条件は、10年債がミッドスワップに3ベーシスポイント(bp)、20年債が14bpそれぞれ上乗せした水準となる。20日にプライシングされる。ロイターの計算によると、利回りは10年債がマイナス圏、20年債がプラス圏になる見通し。

今回の発行でEUは年内予定の300億ユーロの半分以上を調達。INGのシニア金利ストラテジスト、アントワーヌ・ブーベ氏は「EUは難なく発行額を増加させられることが示された」と述べた。

EUの格付けは、主要格付け会社3社のうち2社が最上級の「トリプルA」。

*内容を追加しました。