米アラスカ沖でM7.5の地震 津波警報
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アラスカ沖は太平洋プレートが北米プレートに沈み込むところで、日本列島以上に巨大地震も火山活動も活発なところです。今回の地震は横ずれ型と解析されており、震源の深さもプレート境界からやや深い場所にあることから、プレート境界で発生したタイプの地震ではなく、沈み込む太平洋プレートの中で発生した地震であると考えられます。
プレート境界型の地震や、境界から海側にあたる場所を震源とした(アウターライズ型)地震では津波が心配ですが、今回は沈みゆくプレートの中の地震なので、一般に大津波をもたらすような地震ではありません。
それでも今回の震源に近い町では60cm程度の津波を観測したという一報が流れていますが、少なくともこれが太平洋をまたいで日本など各地に被害を与えるものではないとみてよいでしょう。米国の津波警報センターもアラスカ南部を中心に津波注意報を出してはいますが、その他には特段の影響なしとしています。