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【藤原和博】隈研吾が「子どもたち」のために施したデザイン

NewsPicks編集部
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  • 元リクルート 元杉並区立和田中学校校長

    クラウドファンディングで資金集めをする方法が普及してきたが、それでは4000万円を集めることは不可能だったと思う。
     また、ふるさと納税の制度も使ったが、返礼品を当てにするような寄付は、学校の校舎を建て替えようとする趣旨に合わない。

     だから、新講堂の座席のネーミングライツを一席につき5万円で売るというアイデアを思いついた。座席の背面の銘板に寄付者の名を刻むのだ。

     卒業生にとっては、いつも自分の席が確保されているリザーブシートではないが、新講堂を訪ねて自分の名が卒業年度とともに刻まれている席を探すのは一種のエンターテインメントになる。在校生の息子や娘のためにプレゼントする親もいたし、逆に一条高校出身の親の還暦や喜寿のお祝いにもなると考えた。

     どう募集したかは、一条高校のホームページに載せた「想い出の椅子(レガシーチェア)」募集のお知らせを見て欲しい。
     http://www.naracity.ed.jp/ichijou-h/index.cfm/1,3618,31,html

     最終的には1262人から2003万1468円集まり、目標だった隈さんの設計費1500万円を上回った。1262人が(在校生の高校生含めて)世界的建築家・隈研吾のパトロンになったことになる。
     ふるさと納税を利用した寄付を含めると、総額4420万8473円に達した。

     ようは、やるか、やらないか、なのだ。

     転職や起業、結婚や家を建てることなど、すべてそうだと思う。
     人間なんだから、どっちの決断をするにせよ、どうしたって後悔は残る。「するも後悔、しないも後悔」なのだ。完璧な成功なんてないし、はじめっから、その後何が起こるかを読みきれるわけがない。現に、コロナを予測した人はいなかった。

     だったら、やって後悔した方がよくはないか。

     少なくともその経験値が自分の「信用(クレジット)」レベルを高めるからだ。
     「信用」とは、他者から与えられる信任の総量のこと。他者からの感情的な「共感」と理性的な「信頼」の関数だとも言える。

     私はその意味で、「やってしまう」ことで自分自身の経験値を蓄積し「信用(クレジット)」を上げていくのが仕事と人生の本質だと考えている。


注目のコメント

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    Laguarda.Low Architects 共同代表

    素晴らしい話ですね。
    この話は都市計画にも当てはまると思います。

    つまりこれまで常識とされていた規制を見直し、行政頼みでなく自分達でお金を出し合ってでも良い街を創る。

    その際に例えば舗装に自分の名前や企業名を入れられる様なネーミングライツを売るのも一つだと思います。

    何も考えずこれまでと同様にベッドタウンやオフィス街をつくらず用途を多様化し、そこに住む人、働く人が自分ごととして誇りに思える街が魅力的な街になると思います。

    藤原さんのようにみんなを巻き込んで実現される事例が一つでも多く増えていけば、臨界点を超えた時に一気に日本が変化する気がします。


  • フリーライター&稀人ハンター

    この記事を構成したライターの川内です。

    オフィスのデザインは生産性や創造性を高めるためにどんどん進化しています。翻って、ほとんどの学校の建物はなぜあれほど味気ないのでしょうか?あの無味乾燥な色や形は、子どもたちの成長や学習に最適なものなのでしょうか?

    …という藤原さんの疑問からこの記事(前編)は始まります。この後編は、一条高校の講堂の建て替えをいかに進めていくのか、具体的な方法が書かれています。藤原さんのアクロバティックな発想力とスピード感には、驚かされました。

    一条高校の事例が唯一無二にならず、ほかの学校にも広がったらいいなあと思います。


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