イタリア、ベルギーで1日1万人 欧州「第2波」、各国で最多更新
コメント
注目のコメント
現地の知人と話していると、感染者が増え続ける状況にも春先ほどの緊迫感はないと。1日あたりの死者数は第1波と比べてはるかに低く推移しているためです。一方でフランスでは許可のない夜間外出禁止、ベルギーではカフェやバーの営業停止など第1波並の厳しい対策が取られることに。自由を奪われることへの市民の不満も第1波の頃とは違うようで、社会的な分断が深まらないか懸念されます。
検査数が春先に比べて格段に増えていますから、時系列比較をする上では補正が必要となります(つまり英国では、検査数が春に比べ十倍近く増えているため、昨今の急増はある意味では当たり前となります。文脈はきちんと掴んで頂きたいものですが)。
他方で死者が増えていないのは、弱毒化したということよりは対処法が進んだことにあるようです。
ウィズコロナの利点?は、要するに「燃え尽き症候群」を防ぐことにあると考えます。基本的な感染予防は徹底しながらも、日々を楽しまなければ、やってられません。この「やってられない」気持ちが醸成され切ってしまうと、社会不安であり危機に陥る。
経済を回さないと経済は死にますが、社会も死んでしまう。故にロックダウンも時限的かつ部分的に行うしかない。ロックダウンで新規コロナ感染者が一時的に減っても、経済や社会が摩耗しては仕方がない。共に生きる前提で、各国の模索が続きます。友人の息子さんがイタリアで料理人として活躍しているのですが、その人曰く「春先はレストランも営業できず、仕事がなくて日本に戻ることも考えたけれど、今はレストランは大盛況。みんな外での食事を楽しんでいる。感染者数が増えても、以前の自粛生活には戻りたくないと考えている人が多数では。」とのことでした。