金融機関の行政手続き、21年度に完全電子化　金融庁

受付だけオンラインになる。まずは。
受付けた後の内部処理がまだまだアナログで残るだろうから、申請はオンラインでしたのにレスポンスが無い、遅い、逆に手間、みたいな不満は続出するだろう。
とにかくマイナンバーカードの普及とマイナンバーと口座、生体認証、あらゆる履歴の管理が一元化されることが必要で、内部システム整備は費用とエンジニア達の努力次第。

金融機関の規制手続でオンライン不可が91％、という実態に改めて驚く。コロナなかりせばフィンテック推進なんて絵空事。でも、ここで一気にやるのはすばらしい。

「オンライン化への移行に向けシステム開発の事業者を選定し、仕様など詳細の検討を始めた」とのこと。システム化にあたっては、処理する仕事の在り方そのものを再検討することが大事です。そこを事業者(ベンダー)に任せていては、高い価値を生むシステムを作るのが難しい。とはいえIT技術者の７割がユーザー側にいる米国に対し、技術者の7割がベンダー側にいるのが日本の姿。ベンダーに属す技術者の数では遜色がないけれど、ユーザー側の技術者は圧倒的に少ないのが実情です。今はやむを得ないこととはいえ、そのあたりから立て直さないと、日本の遅れは取り戻せないように感じないでもありません。成功を心から願いつつ、業者丸投げにならぬよう念じたい　f^_^;

「1612/1767」の手続きが紙でなければ受け付けられないものであり、これを2021年度中にすべてオンライン化するとアナウンスしたのはすごい。「1612」の手続きが特定されリストアップされた以上、これをDX化するのはやる気の問題。この点、わが国の官僚組織は優秀。かならず結果を出してくれると思う。金融システム全体のデジタル化が一気に(非線形的に)進展すると期待したい。

これまで誰もが不合理に思っていたが慣習に縛られ言えなかった、出来なかったことがリーダーが変わったことにより一気に進んできた。
菅総理はD X推進による国全体の効率化、生産性向上を他の政策と合わせて実行する腹づもりだろう。若手経営者との情報交換、勉強会は
をずっと続けてこられたので年齢で判断できないくらいテクノロージーの活用に明るいリーダーだと感じている。
FaxからPDFになるだけでは再度入力が必要になるのでDXの一歩としてフォーム化を全省庁、企業で進めてほしい。

金融機関は大幅に法改正が必要だから大変そうです。
その改正では、そもそも法で縛る範囲を減らす方向にして、各金融機関の裁量を与えて、サービス内容による競争を促せると良いです。

約1800種類ある銀行や保険、証券会社などからの申請や届け出を2021年度中にすべてオンライン化するとのこと。記事を読むと、コロナがなかったらどうなっていたのだろうと思いました

体験価値を劇的に変えられるチャンス到来。これがないと多分UXの差別化とかできない。

本気度を感じますね。