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活用事例 2020.10.14

AR×ドローンで都市計画のイメージ確認--イングランドからの事例

イングランドのチェスターフィールドで進む、大規模な都市再生計画。ここではARを活用し、施設完成後のイメージを確認しています。ドローンの撮影画像も用い、全体を俯瞰できるのが特長です。

周辺含めた全体像を俯瞰

チェスターフィールドの計画では、2020年10月中旬より7階建てのオフィスビル建設が開始予定です。計画全体の規模は3.4億ポンド(約464億円)と見積もられています。

これに先立ち、ARで完成後のイメージを現実に重ねて表示、確認する作業が行われています。ARコンテンツは、イングランドの制作会社Oasis Studioが担当しました。

AR作成には、ドローンで撮影した現実の映像とイラストが組み合わされています。全体像を俯瞰して、広大な領域を一目で把握出来るのが特長です。完成時に、周辺の環境に対してどのような存在になるのかも確認できます。

投資家の理解も促す

Oasis StudioのTony Buck氏によると、ドローンの撮影画像とコンテンツを合わせるのは初めての試みとのこと。しかしその結果には満足しており、「プロジェクトのコンセプト段階を、違う次元のものにした」とコメントしています。

また計画を主導するBolsterstone Group PlcのTom Swallow氏は、次のような資金調達面でのメリットも説明しています。「このコンテンツは、マーケティングキャンペーンにとっても重要な要素です。今後資金を出すかもしれない投資家は、土地の一部分ではなく、計画の全体像を見ることができます。そして、都市全体へのインパクトを理解できるのです」

都市開発におけるVR/AR活用はこちらの記事でも紹介しています。

(参考)BDAILY NEWS


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