テスラの電池内製化、パナソニックに影 値下げ圧力懸念
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Cell to PackならぬCell to Bodyと呼ぶEVアーキテクチャへ移行するテスラ。従来のセル→モジュール→パックは、直並列による電圧アップとハウジング及び冷却方法から生まれたもの。
飛行機の翼内タンクを比較に出してましたが、その燃料は品質が安定していて、他社購買も可能ですが、Cell to Bodyにするということは仮に他社購買したとしても同じ品質のバッテリー・セルを組み込まなければなりません(ホットスワップ出来る方が良いと思うんですけどね)。
なので内製せざるを得ないとも言えます。相見積をして安くさせることも出来ませんし、原材料比率の高い稀少金属等々を自ら確保、調達しなければなりません。
もしパナソニックが本気でテスラと一蓮托生するなら、Cell to BodyのExclusiveなパートナーとなることが考えられます。10数年前は自動車メーカーとバッテリーメーカーはお互いを補完する目的で提携し合ってました。ちょっと前もパナソニックはテスラに独占的にNCA正極バッテリーを提供していたはずです。
テスラにとっては内製化は不可避と判断したのかもしれませんが、chemicalな要素技術は独占的なパートナーと利益を分け合う方が長期的に見て良いと思うのは私だけでしょうか。テスラのみならず、EV市場を無理に立ち上げようとすることの歪みが、今後どのように出てくるか気になるところです。Cell to body のわかりやすい説明が以下の記事に載ってます。
https://cleantechnica.com/2020/10/10/teslas-new-structural-battery-pack-its-not-cell-to-pack-its-cell-to-body/amp/
従来のスケートボードではないので、後からpackだけを積む事はできない。スケートボードがもう古い構造であれば、業界全てがひっくり返るレベルの話では。