新着Pick

日本製鉄が海外拠点を再編、米の2工場売却へ

読売新聞
国内鉄鋼最大手の日本製鉄が、海外生産拠点の再編を加速させることがわかった。米国で、老朽化している自動車向け鋼材工場を売却し、二酸化炭素の排出量が少ない電炉建設プロジェクトに参加する方向だ。すでに進出済みのインドでは、製
63Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
下記の9月28日の日経記事に詳しい。
日本製鉄とArcelorは、合弁でクリーブランド(オハイオ州)で事業を行っている(AM/NS Calvert)。そこをクリーブランド・クリフスに売却意向であるため、日本製鉄のI/N TekとI/N Koteというインディアナ州で1990年くらいから操業した鋼板圧延工程もセットで同社に売却という方針だろう。
https://s.nikkei.com/33VBbh5

一方で日本製鉄・ArcelorのJVで、電炉から含めた工程を再度作る方針。
https://www.japanmetal.com/news-t2020081398880.html

製鉄業の場合、大きくは炉と圧延の二つのプロセスに分けられる。特に設備規模が大きいのが高炉と呼ばれる種類の炉(ほかに電炉という炉もあり、こちらは高炉に比べて大分規模が小さい)。

インディアナでは2018年に鋼線用の新しい工程を立ち上げているが、じき考えるとこちらはそのままだと思う。
https://www.nipponsteel.com/news/20180425_100.html
本件で注目すべきは、日本製鐵がアルセロールミッタル社との連携をさらに強化している点です。
両者は昨年インドの製鉄所の共同買収を行いましたが、本件で自動車用という重要パートもAMとの合弁に移していくということで、両者の関係はさらに緊密になっていくと想定されます。

ちなみにAM社については、アルセロール社とミッタル社の合併を描いた『インドの鉄人』という小説があります。小説で手軽に読めますし、大企業同士の合併のリアルを垣間見ることができ、おすすめです。
シェアは兎も角、生産ラインの稼働率は落とさないくらいの仕事は維持したいですね…
でも厳しいか…
大統領選に1番左右される分野かな?