【独占】次世代ツールの本命、Notionの全野望

Notionは、触っただけでその美学と哲学を感じられる数少ないツールです。

最初は、流行りのノーコードとして出発したのですが、2年後に、実は日本は京都で、完全な再スタートを切った"京都企業"でもあります。インタビューを読んでもらえばわかるように、その京都で感じたインスピレーションが、Notionの美学に反映されています。

もう一つ、興味深いのは、急成長してもチームを小さく保ち、スケールを求めるVCから資金調達を長年拒否し続けてきたこと。「アート作品に多数のアーティストは必要ない」という姿勢にも、新世代ならではの哲学を感じます。

今、Notionは、これまで2、30年にもわたってエクセルやワードが君臨してきた市場に全く新しいアプローチで席巻しはじめています。

その創業者への直撃インタビューを是非ご覧ください。

「僕らの哲学は、レゴのようなものだと考えてください。
具体的なユースケースや、一つの問題を解決するためのモノを一人一人に与えるというアプローチではなく、みんなにレゴブロックを与えて、彼らが自分で解決・実行できるようにしたいと考えているのです。」

この記事と関係ないですが、これがプログラミング教育の本質だと思います。
・物事を最小単位にモジュール化する
・そのモジュールの組み合わせ方を学ぶ
・モジュールを組み合わせて壮大なシステムを作る

では、ITのプロは何をしているのか。新しいモジュールを自らデザインして提案しているのです。「使いこなせる」能力と「新しいものを創り出せる」能力を混同するひとがたまに見受けられますが、これは違う能力。使いこなせる人は山のように出てきます。教育で目指すべきは新しいものを創り出せる人。

Notionは、シンプルなUXだけど、カスタマイズ性が高いという独特なツール。

エンタープライズに進出すると機能が増えていき、複雑なUXになって初期ユーザーが離れて行きがちですが、Notionは最初からその課題をクリアしてるので、エンタープライズ進出も成功しそうな予感がします。

Notionの公式ヘルプも、Notionで作られており、見てるだけでも楽しいです。
https://npedia.wiki/help

使ってみたいツールですが、むしろ働き方や少数精鋭が良いというチームの考え方とかが素敵だなと思いました。ほんとにアートに近い感じがしますね。


私も共同創業者も日本には行ったことがなく、ずっと行きたいと思っていました。
それで、日本の大きなAirbnbを探したのですが、どうも大阪や東京は家が小さい。その点、京都は家も大きいし、快適だし、コーディングに向いていました。
それで京都を選んだんですが、生活のペースもちょうどよかった。自転車で街中を走り回ったり、近くの山に行ったりできるので、すごく快適でした。しばらく京都で過ごして、今みなさんが使っているNotionの新しい基盤を再構築したわけです。
嬉しい偶然でしたね。

Notionは私はそこまで使ったことないがメンバーが使いはじめて確かに便利そう。こういうプロダクトを広めていくのはブートストラップからはじまり本当に地道な改善と時間がかかるもので、そこには信念や美学、哲学のようなものがないと継続的にチャレンジできないと改めて思いました。

京都でのインスピレーションは驚いて日本を改めて誇らしくなりました。

日本でもコアなファンが生まれ始めているNotion。創業者のIvanのインタビューが日本語で読めるのは貴重な機会では。サンフランシスコのオフィスは土足厳禁・来客は無印のスリッパに履き替えるという具合で、第二の創業の地である京都・日本の影響をかなり受けていると感じました。プロダクトにも「用の美」と言える精神が備わっていますね。Evernoteから完全に乗り換える人も出てきていますので（私もそのひとり）、今後さらに伸びていくでしょう。

なるほどレゴブロックという考え方なのですね。レゴブロックを組み合わせれば、飛行機や船や街もできる。ブロック間の親和性が高いので、使い勝手がいいというわけですか。

創業からのビジネスを京都で一旦リセットして、新たなチャレンジをしたとのこと。働く環境が大切だということがわかります。

Notion、愛用しています。今社内だけではなく採択スタートアップへの情報提供などもNotionで行っています。レゴブロックとはまさにそうで、使ってみるとより実感できます。
英語でハードル高いと言われがちですが感覚的に使えるツールでもあります。

先日Meetupに登壇させていただきましたが、初心者からプロまでいろんな使い方ができるので、もっといろんな人がその楽しさと素晴らしさに触れる機会があるといいなと思っています。

京都から得られたフィーリングがプロダクトに反映しているんですね。ってことは、やっぱり、身を置く場所は大切だということですよね。

『京都はとても平和で、お寺もたくさんありますし、街角のラーメン屋でも、自分たちの作品に対する細部への気配り、職人技があります。これは、大きな刺激でした。だから、みなさんがNotionのプロダクトを触ったときに、クオリティの良さや、僕らが込めた愛情や気遣いを感じてもらえると思います。』