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米大学の2氏にノーベル経済学賞 オークション理論で

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    東京大学経済学部教授 東京大学マーケットデザインセンター(UTMD)所長

    おめでとうございます!スタンフォード大学の経済学部からは2012年のロスさんから8年ぶりの受賞、しかも12年もトピックは同じ「マーケットデザイン」だったので、なんでミルグロムとウィルソンがとらないんじゃ、って少々ざわついた覚えがあるけど、良かったです。

    追記:ノーベル経済学賞について妙にクサすコメントがありますが、少なくとも今回の賞については的外れだと思いますよ(僕自身が仲の良い同僚だからポジショントークと思われるかもしれませんが。)こういうこと書くのは炎上しそうで嫌ですが、いくらなんでもアンフェアすぎると思うので少し書きます。

    ①市場経済礼賛経済学にあげる賞:全然違います。ミルグロムとウィルソンさんの実用上の大きな貢献はアメリカにおける電波周波数帯オークションですが、「どう売るか」をちゃんとしないと「市場」がうまく働かないからちゃんとデザインするというのが大きなアイデアです。実際のところ、以前は「市場に任せておけばいいからテキトーに配って、あとは市場が勝手に売り買いして効率的になるように任せよう」という仕組みをつかっていたなんて話もありますが、そういう「見えざる手」は全然うまくいかずに、オークションをうまくデザインしてもっと効率の良い(社会的に望ましい)配分を実現した、という話です。

    ②異端を排除している:賞をもらうのが「主流」なのは、そもそもノーベル賞をもらう研究が素晴らしいので主流になっていったという事実を無視しすぎです。たとえば今回のオークションについて言えば、ここではゲーム理論、特に不完備情報の元でのゲーム理論が基礎になってますが、これは彼らが研究を始めたころは超異端で、それを彼ら自身が研究していくことで今や主流になったという面が多いです。

    追記の追記:②の続きですが、そもそもノーベル賞は、というか学問の世界は「正解」もしくは「もっとも科学的に正しそうなこと」を発見する営みです。政治や信条の世界なら異端を尊重するのはそれ自体に価値があるでしょうが、科学の営みについて異端が異端であるだけで尊重に値するとは到底思えません。もちろん、「異端」と思われるような研究はときに新たなパラダイムを創造する源泉ですからその限りにおいて尊重すべきとは思います。

    NPの字数制限超えたので続きはFBに書きます。


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    三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 副主任研究員

    スウェーデン銀行賞は近年、米国流の経済学、言い換えれば米国の研究者が好む経済学をとりあえず賞賛する賞になっています。

    私自身、ミクロ過ぎてそれが本当に「経済学」なのか?と言う印象を持たざるを得ない研究が、最先端として賛美されている印象が拭えません。ディスるわけではないですが、一例として、実験経済学は心理学ではないか?と思うわけです。

    細分化し過ぎて体系性を失った社会科学をどう再構築するかは、実は四半世紀以上の課題でもあります。

    言い換えると、かつて細分化の過程で批判されたオールドな意味での経済学の有用性が再認識されているとも言えます。例えば、マンデルフレミングモデルは限界がありますが、現実を整理する手段としてはなお有用です。一方で、リアルサイクルビジネス仮説では現実の整理すらできない有様です。


  • 大阪大学 教授

    元プロピッカー(←イジってごめんw)の小島氏の追記コメントに激しく同意です。

    ところで、ノーベル賞選考委員が受賞業績を分かりやすくまとめた
    ・Popular Science Background: The quest for the perfect auction
    の拙訳をnoteに公開しました。今年の授賞理由である「オークションの理論と実践」に興味のある方はぜひご覧下さい^^
    https://note.com/yagena/n/n0490eb65f0f8


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