[深セン 12日 ロイター] - 中国国営の新華社は12日、習近平国家主席が14日、深セン経済特区設置40年の記念式典で演説すると伝えた。

中国政府は11日、土地利用に関して深センにより大きな権限を与え、テクノロジー分野への海外からの投資を促すとともに、エネルギー、通信分野の規制を緩和する措置を発表した。

深センは40年前に中国初の経済特区に指定され、同国に急速な経済成長をもたらした改革の先駆けとなってきた。中国共産党は同市を、世界的な経済大国に台頭した自国の輝かしい象徴と高く評価している。

新華社は、習氏の演説の内容には触れなかったが、深センなど広東省9都市と香港、マカオで構成する「粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)」の経済連携深化に言及する可能性が高い。

香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は12日、14日に予定していた年次施政方針演説を延期して深センを訪問すると明らかにした。ただ、習近平国家主席との会談は予定していないという。

同行政長官は、今月中に北京を訪れ、施政方針演説は11月末までに行う予定だと説明した。

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